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KR260でAMD-XilinxのUbuntu20.04を動かす話(小ワザ)
KR260 Robotics Starter Kitには、Ubuntu22.04がAMD-Xilinxから提供されています。
何らかの理由でUbuntu20.04を使いたい人もいるかと思います。
(私が使いたかった・・・)
しかし20.04のサポート対象はKV260のみで、KR260は対象外です。
実際、Ubuntu20.04のSDカードイメージを焼いて、KR260に挿してブートすると・・・ブートしません(図0)。
そのため、無理やり動かす方法(小ワザ)です。
前提
ホストマシンはWindows10を想定していますが、Mac・Linux等でも同様に出来ると思われます。
Ubuntu20.04のAMD-Xilinx公式イメージ:
iot-kria-classic-desktop-2004-x03-20211110-98.img.xz
Ubuntu22.04のAMD-Xilinx公式イメージ:
iot-kria-classic-desktop-2004-x03-20211110-98.img.xz
手順
- AMD-Xilinの公式イメージで、Ubuntu22.04のSDカードを作る
- 手順1のSDカードをカードリーダーに挿すと、system-bootという名前のドライブが見える(図1)
- system-bootトライブの内容(図2)をどこかにコピーし(図3)、SDカードは取り外す
- AMD-Xilinの公式イメージで、Ubuntu20.04のSDカードを作る
- 手順4のSDカードをカードリーダーに挿すと、同じくsystem-bootという名前のドライブが見える
- bootドライブの中身を確認(図4)し、手順3でコピーした内容で上書きする
- KR260に挿してブートします(図5・図6)
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Password:ubuntu
注意事項
- 無保証です。自己責任でお使いください。
- サポートされているデバイスは限定的です。例えばUSB-UARTが使えませんでした。。。
画面写真
図0 Ubuntu20.04ブートに失敗してしまったの図
図1 system-bootという名前のドライブが見えます
図2 Ubuntu22.04のsystem-bootトライブの内容
図3 内容をDドライブに作成したフォルダにコピーした
図4 Ubuntu20.04のsystem-bootトライブの内容
図5 KR260でのUbuntu20.04ブート画面(最初)
図6 KR260でのUbuntu20.04ブート画面(login画面)
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