Nim1.6.12リリースについて
3月10日にNimの安定版1.6.12がリリースされました。
大きな変更点はWindowsでダウンロードが可能になった事です。
以前のバージョンまでは、WindowsのDefenderがマルウェア扱いして、ダウンロードが出来ませんでした。
(WindowsのDefenderを一時停止させてからダウンロードすれば良いだけ何ですが、そんな事は許しません!)
今回の変更点で、Windowsの古いAPIを極力使わないように変更された事で、正常にnim-1.6.12_x64.zipファイルをダウンロード出来るようになりました。
ただし、解凍したnim-1.6.12_x64.zip内に同封されているfinish.exeを実行すると、以下のような画面が出ますが、これはv2.0 Nightly build版も同じなので
目をつぶり神に祈って、詳細情報から実行しましょう。
finish.exeコマンドは、nim-1.6.12\distフォルダ内に、gccコンパイラのmingw64をダウンロードし、nim-1.6.12\config\nim.cfg内のgccパスの変更を行っているだけでのコマンドです。また、Windows環境設定のPATHにも、nim-1.6.12\binが追加してくれます。
ただし、%USERPROFILE%\.nimble\bin
が含まれませんので、個人でWindows環境設定のPATHに一行追加する必要があります。
後、私はWindowsでダウンロード出来ない関係上、今までNim 1.9.1 (v2.0 RC版)を利用していましたが、
nim1.6とnim2.0の変更点は、データベース回りが標準ライブラリに入るか入らないかの違いぐらい(?)だと思います。
nim1.6では、std/db_{データベース名}ですが、nim2.0からは、db_connector/db_{データベース名}になります。
また、RC版だったせいか、今までprofilerが動作しませんでしたが、Nim1.6.12でprofilerが動作して感動しました!
おわりに
Nim1.6.12の安定版がリリースされたぐらいで記事にするつもりはなかったのですが、余りにもWindows OSが疎外されていた感が強かったので記事にしてみました。
これからは、より多くの方がWindows上でNimを利用される事を期待したいと思います。
(まぁ、無理かな…)
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