試験運用中に見えた改善点(4/9~)
です。
4/9 Fri(試験運用初日)
- 「新着順」とか出てるくせに実際の機能はなくてブラフなのややこしい
- 🚨質問キーワードが少なすぎる
- 回答1件分を表示する部分で、ユーザーニックネームが長い名前だと「編集・削除ボタン」のレイアウトが崩れる
- トップ画面への戻り方が分かりづらい
- 画像削除の仕方が分かりにくい
- プロフィール画面を早く実装してほしいとの声
- 本番リリースではメアド認証はちゃんと入れる。荒らしユーザーが適当なアドレスでアカウント複製しまくることができてしまう。アカウント削除してもすぐに違うアドレスで別垢作れてしまうのは欠陥。
- 質問詳細ページへの飛び方が少し分かりづらそう(Teratailのように質問タイトルが青色だったら分かりやすかったね)
- 🚨試験運用時点ではいいけど、本番リリースする際に、現状では回答の質の担保が出来ない気がする(回答している人が講師ということが保証できない。現状子どもが他の質問に適当に回答することが出来てしまう → Firebase Auth.でroleをもたせることによって一応防げるか?)
- 勉強得意な子が勉強苦手な子に教えるみたいなのでもいいけど、信頼感的な問題が大きいかなあ。
4/10 Sat
- 新しく機能追加をしてもそれを知らせる術がないと思い、急遽「お知らせ用バナー」を作成した
4/12 Mon(記念すべき初質問が来た日)
そこから見えた改善点。
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質問キーワードを使うのが難しい気がする
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質問者とサービスの間にズレがある?
- 質問者である子どもが求めていることは「悩んでいる問題に対する具体的な解答」だと予想。
- そして自分のサービスが提供していることは「ざっくりとした単元理解の解消」。
- この2つが乖離しているように思えた。
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❗️もう少し深堀りすると、自分のサービスが提供できる価値の根本は「絶対値」や「整数」などが「どういうものであるか」という言わば「抽象的な単元への理解」で、子どもたちが欲しいのは「目先の問題をいち早く解決する解法」、つまりは「個別具体的な解放」なんだろうなと思った。
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しかし結局のところ、いくら「個別具体」の解放を覚えたところで、その元となる「抽象」を理解しなければ応用力は付かないから、遠回りであってもこのコンセプトは悪いものではないと思う。
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ただ、質問サービスを通して「勉強が苦手な子」にこの「抽象(単元そのものやその解法)」の側の知識を理解してもらうのは中々ハードルが高いのかなとも思ったりした。
今回分かったこと
このサービスは一般的な質問サービスの「個別具体」を解決するだけに留まらない、「抽象」へのアプローチを含んでおり、またそこを重要視しているという点で従来の質問サービスとはまた違った質問サービスになっている気がする。
4/13 Tue
質問者(子ども)が望んでいること(=個別具体的な問題に対する解答)よりも、もう一次元上の段階での解決策を提案しているのが今の自分のサービスってことになる。
「y=2x+3のグラフの書き方がわからない」と質問してくる子どもに対して、自分のサービスが提供できるのが「y=ax+bという1次関数において、グラフの書き方はまず切片bの値を取り、次にその切片bから・・・」といった、「y=2x+3」よりも1つ上の抽象的な「y=ax+b」という言葉を用いて説明してしまっている。
勉強が苦手でこのサービスに来てくれる子どもに対して、この解決策は有効に働くのか?
これを有効なサービスとして機能させるためには、やはり「簡易説明文の箇所にその該当箇所(上の例で言えば"1次関数のグラフの書き方")に関連した葉一さんなどの動画教材へのリンクを貼ってそっちに誘導することでより詳しい解決策を探ってもらう」という方法を取るのが親和性的にも最良のように思える。
4/14 Wed
まだ試験運用を開始して1週間も経っていないので、判断するのは早計だが、「テキスト形式ではないから質問しやすい」ことを謳っている割には、実際に質問が来たのは1件のみ。
やはり「そもそも質問をしようと思わない」みたいなマインドセットが壁になっているのか?
仮説としては、「テストユーザーが3人であるためにそもそも4日で1件なのはそもそも平均的説」がひとつ、「質問キーワードが十分に整備されていないために、"テキスト形式ではないから質問しやすい"というメリットがまだあまり感じられていない説」がひとつ、また逆に「質問キーワードが整備されたとしても、先日記載したような"質問者とこのサービスが一次元違う階層でやり取りしている"という点から結局状況は変わらないのではないか説」がひとつ。
今後も経過を見守ろう。
別件。
❗️やはり「質問キーワードの簡易説明文に動画教材のリンクを貼る」のは絶対導入したほうが良い機能の1つなように感じた。
理由としては、「簡易説明文のみの説明で伝えることのできる情報には限りがあること(特にグラフや図形などの表や絵が絡むものには滅法弱い)」が一番大きい。
ただし、かと言って参考リンクとして動画教材のURLを貼ったとしても、結局のところ「そんなのはいいから早くこの問題に回答して欲しい!」という声が大きいような気もする(基本的には勉強が苦手な子向けに作っていることもあり、それもまたこの傾向を助長しそう)。
まあそうは言っても、自分のこのコンセプトで補い切れない部分を動画教材が補ってくれるのは間違いないので、導入するだけ導入してみて、その反応を見て改善をしていきたいと思う。
勿論、動画教材リンクを貼る許可はしっかりと貰いに行くこと。
4/16 Fri
塾の子が質問をしてくれようとしたみたいなんだけど、heroku(というよりはherokuアドオンのClearDB)の「クエリ数制限?問題」に当たってしまったらしく、「質問しようとしたけど"質問キーワード"が全然表示されなかった」という指摘を貰った。
恐らくは「時間当たりのクエリ数」が問題になっていることは分かるんだけど、一体どれだけいったらデータの取得スピードが遅くなるのかが一向に分からない。公式リファレンスにも詳しい数字までは書いていなかったからなあ。。
今回あったこの問題については自分も認識していて、前回解決したようにClearDBコンソールの「Refresh」ボタンを押下することで解決を試みたんだけど、すぐには解決には至らなかった。
その後、日が変わって寝て起きてしたら通常速度に戻っていたので、恐らくは前にあったJWTのinvalid iat
問題と同じで、「世界標準時(日本でいう朝9時)を境に状態がリセットされる」んだと思う。
そんなにアクセスしているつもりはないんだけどなあ…。
あと、スマホ表示の際にヘッダーに表示される「質問ボタンをスマホの右下とかに固定したらどうですか?」という意見を貰った。確かにTwitterをやっている子どもは多いだろうし、TwitterのスマホUIがそういう感じだから馴染みがあるんだろう。
そこまで大変ではないだろうからそっちに置き換えようかな。
4/23 Fri
ユーザー数を数人また増やしてみた割にはまだまだ質問数が少ないのが課題点だなあ。。。
4/28 Wed
1つの質問に対して返信を考える時間が相当長くなってしまっているのはもう少し改善したい。
サービス自体は「子ども」に目線が向いたものになっているけど、結局のところその質問に回答するのは「(ほぼ)大人」であるから、回答する側にも体験の良いものにしたいな。
昨日来た質問で、「現在進行形と現在完了進行形の違いを知りたい」ってものがあったけど、それに対して30分以上かけて回答を用意した。
現在の形式では太字とか強調するなどが出来ないのは不便だなと思った。
現状自分にしかメリットはないけど、回答にマークダウン記法が使えたら回答速度はもう少し早まるのかなあと思ったり。
4/29 Thu
回答する時、参考URLとしてURLを貼ってあげても、直で飛ぶことが出来ないのが不便。
回答テキスト中のハイパーリンクを取得して、自動的にリンク化させることが出来たらいいな。
その場合は回答テキスト欄自体をマークダウンに対応させるとかしないといけないのだろうか?
それともDBから取得した回答テキスト情報を、一度ハイパーリンク化の処理を通した後にそのまま表示したら特に回答テキスト欄自体は変更しなくてもハイパーリンク化されるのだろうか。
まだまだやりたいことがたくさん。
ひとまず質問キーワードが少ないとしても、質問サービスとしては確りと機能することが確認できている。
5/8 Sat
改めて、このプロダクトの仮説。
- 質問内容を記述形式で打ち込むことなく質問することが出来たら勉強が苦手な子どもでも積極的に質問してくれるのではないか
- 頻繁に来る質問に対して、想定回答集のようなものを作っておけば、具体的な質問を投稿する前にそこで質問者が自己解決し、質問者・回答者ともにWin - Winなサービスができるのではないか
5/11 Tue
質問するのにアカウント登録が必要って、子どもからするとやっぱり面倒くさいよなあ。
でも結局投稿した質問の管理とかを考えるとユーザー登録は必須にせざるを得ないんだよなあ。
Twitter連携で登録もありだけど、中高生全員が全員Twitterやってるわけでもないしなあ。
LINE連携ぐらいの手軽さで登録できればまだありかもなあ。ただFirebaseのAuth.には対応してないね。