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Four Keys分析機能をリリースしました

2023/04/04に公開

皆さん、こんにちは!
Offers MGRで日本の開発組織の生産性を最大化したい田中です。

今回は、弊社サービス「Offers MGR」に新たな機能である「Four Keys機能」がリリースされたことをお知らせいたします。
この機能は、GoogleのDevOps Research and Assessment(DORA)が開発したDevOps指標を使用して、開発チームのパフォーマンスを可視化し、向上させることを目指しています。

Four Keys分析機能をリリースする背景

弊社での開発生産性指標の変遷

弊社でも、約2年前からFour Keysを可視化し、コーポレートブログに公開していました。
それ以前はD/D/Dなど別の指標で見ていましたが、現在はFour Keys+SLO/SLIを見ています。

CTOの大谷がデブサミ2023で登壇した際の資料
https://speakerdeck.com/overflowinc/ding-liang-ping-jia-pi-bi-simasenka-well-beingtosheng-chan-xing-zhi-biao-wozu-mihe-waseta-enziniaringumetorikusupuroguramunituite

各社の開発生産性指標

他社でも同様の指標が注目されており、Offersデジタル総研のアンケートでもFour Keysが上位にランクインしています。

https://hr-lab.offers.jp/articles/2023-01-management-questionnaire/

国内企業でも何社かFour Keysの計測とデータの公開をしている企業がありますが、より簡単に導入し、計測し、開発組織の改善に活かしていただきたいという背景でリリースしました。

機能の概要

Four Keys機能は、以下の4つの指標を使用して、開発チームのパフォーマンスを測定します。

  • デプロイの頻度:組織による正常な本番環境へのリリースの頻度
  • 変更のリードタイム:commit から本番環境稼働までの所要時間
  • 変更障害率:デプロイが原因で本番環境で障害が発生する割合(%)
  • サービス復元時間:組織が本番環境での障害から回復するのにかかる時間

これらの指標に基づいて、チームのパフォーマンスはエリート、高、中、低の4つに分類されます。

できるようになったこと

Four Keys機能を使うことで、以下のことができるようになります。

  • チームのDevOpsパフォーマンスを可視化し、問題点を特定する
  • 各指標に対して改善策を立案し、チームのパフォーマンスを向上させる
  • チームのパフォーマンスを他の組織と比較し、競争力を向上させる
  • Four Keysのデータを公開して、技術広報などへ活用する(開発組織の透明性)
  • プロジェクト・事業部・サービスごと、全社でのFour Keysの可視化によってチームによっての偏りが発生しているかどうかの確認

以下は、弊社の公開の事例です。

毎月会社のコーポレートブログの方で掲載しております。
https://note.com/overflow_inc/n/nbd857096a74e

Four Keys機能の活用方法

Four Keys機能を活用するために、以下の手順を実施してください。

設定手順

1.Offers MGRにログインし、プロジェクトを選択します。
2.左側のメニューから「Four Keys分析」をクリックします。
3.Four Keys分析設定のボタンをクリックし、設定ページにてブランチを設定します。

ミーティング・振り返り・評価での活用

  • チームの現在のパフォーマンス指標が表示されるので、問題点や改善の余地がある指標に目を通してください。
  • 各指標の詳細を確認し、チームのパフォーマンス向上に向けたアクションを立案します。
  • 定期的にFour Keys機能を確認し、改善策が効果を上げているかどうかをチェックします。
  • 個人やチームでのMBO・OKRでの活用(指標を改善する目的)

今後の展開

Four Keys機能をさらに充実させるために、以下のような展開を予定しています。

  • チーム間の比較機能:同じ組織内の複数チームのパフォーマンスを比較できるようにします。これにより、ベストプラクティスの共有や相互学習が促進されます。
  • パフォーマンス改善のためのリソース提供:各指標に関連するノウハウやツールを提供し、改善策の実行をサポートします。
  • SPACEでいう「P(パフォーマンス)/A(アクティビティ)」をみれるサービスではなく、さまざまな観点から開発生産性を見るために、SPACEの観点で機能開発をしていきます。(すでにSlack連携・サーベイ機能などもリリースされております。)

SPACEについてはこちらに詳しく書かれておりますので、参考まで。
https://zenn.dev/loglass/articles/28c565a875e9bd

Offers MGRのFour Keys機能を活用して、チームのDevOpsパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。引き続き、サービスの改善と新機能の追加に努めてまいりますので、お楽しみに!

Offers MGRのお問い合わせはこちら

https://offers-mgr.com/lp/

Offers MGRのリリースの背景

https://note.com/overflow_inc/n/n4820e1625726

エンジニア・デザイナー・PMの副業・転職サービス

https://offers.jp/lp

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