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ibus + Mozcで初めからデフォルトでかな入力する方法(2023年版)
概要
mozcに更新が入り、かな入力をする際に、以前のソース改変技が使えなくなったので、新しい方法を書きます。
以前の方法
まず以前の方法は、
- ソースを取得し
-
property_handler.cc
のkActivate
をtrue
に - 再コンパイル
Ubuntu
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
sudo apt install build-essential devscripts -y
sudo apt build-dep ibus-mozc -y
apt source ibus-mozc
を実行し、property_handler.ccを探し以下のように改変。
// Some users expect that Mozc is turned off by default on IBus 1.5.0 and later.
// https://code.google.com/p/mozc/issues/detail?id=201
// On IBus 1.4.x, IBus expects that an IME should always be turned on and
// IME on/off keys are handled by IBus itself rather than each IME.
#if IBUS_CHECK_VERSION(1, 5, 0)
const bool kActivatedOnLaunch = true; //false;
#else
const bool kActivatedOnLaunch = true;
#endif // IBus>=1.5.0
その後実行する
cd mozc*
dpkg-buildpackage -us -uc -b
sudo dpkg -i ../moac*.deb ../ibus-mozc*.deb
現在の方法
こちらにある通り、$HOME/.config/mozc
内のibus_config.textproto
のactive_on_launch
をTrue
に
engines {
name : "mozc-jp"
longname : "Mozc"
layout : "default"
}
active_on_launch: True
のように改変します。
ibus restart
を実行すれば、反映されています。
とても参考になりました。こちらの記事を参考にLinuxMint 21.2で同様の設定をしようとしましたが、ちょっと回り道が必要だったのでこちらにコメントします。
aptでインストールされるibus-mozcのバージョンが2.26.4220であり、引用されているmdの中に書かれている通り、active_on_launch
が2.26.4317以降でしか使えないのでibus write-cache
したときにエラーになります。しかし、「以前の方法」として示されている方法でソースを取得すると2.28.4715のソースが得られるので、それを何も手を加えずに、記事中に示されている方法でビルド、インストールすればactive_on_launch
が使えるバージョンがインストールされます。
このスクラップは2023/10/03にクローズされました