🥰

Salesforceの基礎:レポートとは?

に公開

Salesforceの基礎:レポートとは?

Salesforceのレポート機能は、日々蓄積される営業・サポート・マーケティングなどのデータを可視化し、分析するための強力なツールです。
「レポートが使いこなせる=Salesforceを業務に活かせる」と言っても過言ではありません。
(とても重要な機能ですので、これからはレポートについての記事が多くなります。)


レポートとは?

Salesforceにおける「レポート」とは、オブジェクト(例:取引先、商談、ケースなど)に登録されたデータを条件に基づいて抽出し、一覧やグラフで表示できる機能です。

  • Excelのフィルター機能に似ているが、より動的で共有しやすい
  • リアルタイムにデータが反映される(バッチ更新不要)
  • ダッシュボードと連携すれば、視覚的に指標の変化を把握できる

レポートの主な構成

項目 内容
レポートタイプ どのオブジェクトの組み合わせでデータを見るか
フィルタ 対象とする条件(例:担当者が自分、日付が今年)
表示項目 一覧に表示する列(例:名前、作成日、ステータス)
グループ化 項目単位での集計(例:日付、所有者、カテゴリ)
グラフ 円グラフ、棒グラフなどのビジュアル化オプション

レポートでできること

  • 📈 営業活動の進捗を確認(例:今月の商談数、受注率)
  • 🧾 サポート対応件数の推移を確認(例:ケースの件数・応答時間)
  • 📊 マーケティング施策の効果測定(例:リード数、キャンペーン反応率)
  • 📌 ナレッジ記事の参照数・いいね数の傾向把握

レポートの種類

表形式レポート(Tabular)

単純なリスト形式。エクスポートなどに便利。

サマリレポート(Summary)

1つの項目でグループ化して集計する形式(例:営業担当別の売上合計)

マトリックスレポート(Matrix)

2軸でグループ化してクロス集計(例:月別×担当者別の商談数)

結合レポート(Joined)

複数のレポートブロックを一画面で比較(例:製品カテゴリごとの売上と案件数)


ダッシュボードとの違い

機能 説明
レポート データの一覧性と詳細性に優れる
ダッシュボード 複数のレポートをまとめて視覚的に表示できる

レポート活用のコツ

  • 目的に応じた「レポートタイプ」を選ぶことが最重要
  • 頻繁に使う条件は「カスタムレポートタイプ」や「ダッシュボード」で整理
  • チームで共有する場合、「フォルダ」単位で権限管理をしっかり設定

最後に

Salesforceのレポート機能は、データドリブンな意思決定を支える要です。
初めは表形式やサマリから入り、徐々にマトリックスや結合レポートに挑戦することで、現場のデータを活用できる実感が湧いてきます


株式会社ONE WEDGE

【Serverlessで世の中をもっと楽しく】
ONE WEDGEはServerlessシステム開発を中核技術としてWeb系システム開発、AWS/GCPを利用した業務システム・サービス開発、PWAを用いたモバイル開発、Alexaスキル開発など、元気と技術力を武器にお客様に真摯に向き合う価値創造企業です。
https://onewedge.co.jp/

Discussion