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Salesforce カテゴリ別にナレッジ参照数を集計する方法

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はじめに

ナレッジ記事がどれだけ参照されているかを把握するレポートは、コンテンツの有用性評価やメンテナンス対象の選定に役立ちます。

今回は、「カテゴリ別」にナレッジ参照数を集計する方法をSalesforceレポートで解説します。


前提条件

以下が設定済みである必要があります:

・✔ Salesforceナレッジが有効化されている

・✔ 「記事 - 参照履歴」レポートタイプが利用可能

・✔ ナレッジ記事にカテゴリが割り当てられている(データカテゴリ)


ステップ①:レポートタイプを選択

1.[レポート] タブを開く

2.「新規レポート」をクリック

3.レポートタイプ:「記事 - 参照履歴」 を選択して開始します


ステップ②:グループ化設定

1レポートビルダーで、**「記事: データカテゴリ」**を行グループにドラッグ

2.必要に応じて、**「記事タイトル」**や「作成日」などを列に追加

3.「参照回数」フィールド(= 参照履歴のレコード数)に件数の集計を設定

🧠「記事: データカテゴリ」が表示されない場合、データカテゴリの割当が記事に設定されているか確認しましょう。


ステップ③:フィルターを調整

必要に応じて、以下のようなフィルターを設定します:

・「参照日:過去30日」

・「記事: 公開済みのみ」

・「カテゴリ名:is not blank」など


ステップ④:レポートを保存&実行

1.「レポートを保存」から任意の名前で保存

2.表示形式を「サマリー」にして実行

これで、カテゴリ別のナレッジ参照件数がグループ化されて表示されます。


補足:グラフ表示で視覚化

・縦棒グラフ」や「円グラフ」などを追加して、どのカテゴリが多く参照されているかを可視化できます。

・ダッシュボードに組み込むことで、継続的なモニタリングも可能です。


よくある注意点

課題 対応策
記事にカテゴリが設定されていない ナレッジ記事の設定でカテゴリを明示的に指定する必要があります
グラフにカテゴリが表示されない データカテゴリ名が空欄の場合は集計されません
一部記事しか表示されない フィルター条件の見直しをおすすめします(特に日付)

最後に

ナレッジの「カテゴリ別参照数」は、利用実績に基づいたコンテンツ改善に直結する重要指標です。

Salesforceレポートを活用して、ユーザーが「どの情報をよく見ているか」「どこに不足があるか」を客観的に把握し、ナレッジ運用の精度を高めていきましょう。


株式会社ONE WEDGE

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ONE WEDGEはServerlessシステム開発を中核技術としてWeb系システム開発、AWS/GCPを利用した業務システム・サービス開発、PWAを用いたモバイル開発、Alexaスキル開発など、元気と技術力を武器にお客様に真摯に向き合う価値創造企業です。
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