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LinkedInスキルテストは良いぞ

2022/02/19に公開

LinkedInスキルテストの概要

言わずと知れたビジネス特化型SNS, LinkedIn内で受験できるスキルテストです。LinkedInプロフィールのスキル一覧で合格を証明できます。

LinkedInスキルテスト から好きなテストを選んで受験できます。

スキルレベルを確認してください。15問の選択式の質問に回答して上位30%に入ると、スキルバッジを獲得できます。

大まかには以下のようなテスト形式です。

  • 無料
  • いずれのテストも15問で、1問あたり1分30秒で回答する必要があります。つまり所要時間は最大15*1.5=22.5分ほどです。
  • 4つの選択肢から1つ答えを選ぶ形式です。
  • いずれのテストも2問の演習問題を受けることができます。演習問題では正誤も分かるので、演習問題を受けて大丈夫そうか確認してから本番テストを受験すると良いです。
  • 言語は英語のみです。ただし技術英語が一般的にそうであるように、文法的には簡単な文章なので、基本的には英単語と基礎文法が分かるレベルでもこなせると思います。
  • テストスコアが上位30%であれば合格です。その後受験者が増えても合格を剥奪されることは無いそうです。

詳細はこちらのヘルプ LinkedIn スキルテストについて をご参照ください。

1分30秒以内に回答ボタンを押さないと、何も回答していないと扱われるようです。そのためとにかく時間内に回答ボタンを押す!ことが大切です。

回答すると休む間もなく次の質問に移るので結構せわしないです。余裕で答えられる問題があったら、1分30秒の制限内で少し休んでから回答ボタンを押すと良いかも知れません。

良くも悪くも試験中にググることが可能です。ただし1分30秒は結構短いので瞬発力が試されます。じっくり記事を読み込んでテストページに戻ると時間切れになって絶望したりします。
ググる場合は、問題と選択肢内の重要キーワードでググって選択肢の正否をぱっと判定すると良いと思います。

何が良いのか

思いつくままに羅列してみます。

  • 基本知識を満遍なく問う良問が多いので、各スキルに対する自分の理解度を正確に把握できる
  • 所要時間が最大22.5分かつ4択問題なのでサクサクと受験できて楽しい
  • 若干LinkedInプロフィールに箔がつくため転職活動に有利かも知れない
  • 日常で簡単には味わえない合格という達成感を得られる

1番目が大きいです。分からなかった問題はテスト後にググって復習すると、知識の穴を埋めることができて良い勉強になります。

私が受験したテスト

それぞれ1回だけ受験しました。簡単な目安としては、半年から1年ほど各スキルを用いたことがあれば合格できるレベルだと思います。いずれのテストも基本知識をしっかり問うてくる内容です。問題文は1, 2行程度と短めです。

受験したテストをまとめると表のようになります。いくつか試しに受けていたら乗ってきて10個も受けてしまいました。もちろん個人差があるので参考程度ですが、個人的に感じた問題の難易度も付けました。

テスト 受験人数 合否 成績 難易度
C++ 1.1M 合格 トップ30% 普通
C# 773.9k 合格 トップ15% 難しい
Ruby on Rails 58.7k 合格 トップ5% やや難しい
Python 2.7M 不合格(→合格) トップ64% 簡単
AWS 925.0k 合格 トップ30% 普通
Git 929.8k 合格 トップ15% 簡単
MySQL 978.9k 合格 トップ15% やや難しい
REST API 335.0k 合格 トップ15% 難しい
オブジェクト指向プログラミング 686.3k 合格 トップ15% やや難しい
Microsoft Excel 19.1M 合格 トップ5% 普通

C++

合格しました。C++らしい挙動、特にポインタ周りについてしっかり問われます。簡単すぎない良問が多いと思いました。

C#

合格しました。最近C#で開発していないせいもあり難しかったです。非同期処理やデリゲートなど、C#特有のマニアックな仕様について容赦なく質問されます。

Ruby on Rails

合格しました。RoRは普段開発でメインに用いているにも関わらず、あまり活用できていない機能まで聞かれて結構難しかったのですが、上位5%という結果が表示されました。受験者が58.7k人(5万8千700人)と少なめなことも影響しているかも知れません。
Railsの機能をまだ全然活用できていないことに気付かされて、今後に活かしたいと思える良いテストでした。

Python

不合格でした。普段Pythonはあまり使わないのですが、正しい書き方を聞いてくるだけの問題が多く、C++やRuby on Railsと比べると随分簡単だなーと思いながら受けたらあっけなく落ちました。上位64%との結果が表示されましたが、言い換えれば下から数えた方が早いということです。w
受験者数が2022年2月現在2.7M人(270万人)と多く、かつ難易度は低めに感じたので、満点に近い点数を取らないと合格できないのかも知れません。

追記: 後日もう1度受験してみたら合格できました。安堵。

AWS

合格しました。AWS認定試験で言うとアソシエイトレベルの問題が幅広く出題されている印象です。
問題文の長さは、短いものからやや長いものまでありましたが、極端な長文はありませんでした。

Git

合格しました。普段業務でGitを使っている方なら簡単な内容だと思います。

MySQL

合格しました。重箱の隅をつつくような問題が多く、全ての構文を把握している訳ではないので結構難しく感じました。ただ正直ググりやすいので合格はしやすいと思います。

REST API

合格しました。全然詳しくないので訳が分からず、ググっても答えが出てこないので多くを勘で答えましたが、何故かトップ15%でした。難易度自体が高く受験者の正答率が低いのかも知れません。

オブジェクト指向プログラミング (OOP)

合格しました。聞き慣れない英単語が多いことと、"xxとはそもそも何か" といったある意味哲学的な問題が多くて難しかったです。内容以前に英語が苦手だとやや厳しいかも知れません。

Microsoft Excel

合格しました。ほぼネタ受験です。日本語のIFに慣れているので、英語で聞かれると意外とどのボタンのことを言っているの?となる難しさがありました。

スキルテスト合格後

テスト終了後、合格画面が表示されます。正誤、点数、正答率は表示されないため分かりません。

テスト合格の公開を選ぶと、プロフィールの "スキル" に、スキルテストに合格した旨が表示されるようになります。LinkedIn上のリクルーターもその合格状況を閲覧できるため、転職活動に多少有利に働くかも知れません。

とはいえ、実のところ対外的なアピール目的というよりも、20分程度のテストでサクサクと合格の達成感が得られることと、自分のスキル欄を眺めてニヤニヤするのが楽しい、というところが大きいです。この密かな楽しみをお手軽に得られるだけでも受験する価値はあるのかなと思います。

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