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iPadでObsidianをGitHub同期するまでにやったこと

に公開

きっかけ

Obsidianを使ってみようとしてダウンロードしたのですが、外出先でメモした内容をiPhoneやiPadで参照したいなと思って、同期する方法を検索しました。
なお、GitHubについては10年ほど前にアカウントを作ってはいたのですが、ここ数年まったく使っておらず、ほぼ初心者のような状態でした。
そのため、あくまでObsidianとGitHubを使って無料同期を目指した視点での記録になります。GitHub・Obsidianの詳細については触れておりません。参考URLをご覧ください。


準備

  1. Obsidianアプリ(Windows・Mac・iPhone・iPad版)をそれぞれダウンロード
  2. GitHubでPersonal Access Tokenを取得し、一旦、誰にも見られないところに保存する

初期設定

  1. Mac版ObsidianでVaultを作成し、ファイルを1つ作ってみる。GitHubにリポジトリを新規作成し、Pushする。
  2. iPhone / iPad アプリで空のVaultを作成(名前は任意)
  3. Vaultを開き、右上の歯車アイコン(Settings)→「Community Plugins」を開く
  4. 「Browse」ボタンを押す
  5. 検索窓に「git」と入力し、出てきた「Git」プラグインを選択(obsidian-git とも呼ばれる)
  6. 「Install」→「Enable」で有効化
  7. 詳細設定(Git Options)で、以下を入力
    ※リポジトリURLを設定するまで、一部設定項目は表示されません
    • Username on your git server: GitHubのユーザー名
    • Password / Personal Access Token: 先ほど作成したToken

GitHubリポジトリの設定(iOS・iPadOS)

  1. (iPhone)左下の3本線メニュー → Command Paletteを開く
  2. (iPad)画面右上の「>_」アイコン → Command palette を検索し開く
    ※iPhoneと同じ方法でも開ける場合がありますが、iPadにはハンバーガーメニューが出ない場合があります
  3. Command Paletteで「git clone」を検索し、Git: Clone an existing remote repo を選択
  4. GitHubのリポジトリURLを貼り付けてClone
  5. 正しくCloneできたか、ファイル内容を確認

GitHubのAuthor情報追加

  1. Obsidianアプリを再起動
  2. 左上のアイコン → 歯車アイコン → Community plugins → Git → Options
  3. 以下の2項目を入力:
  • Author name for commit: GitHubのユーザー名(個人利用なら同じでOK)
  • Author email for commit: GitHub設定と一致していなくても問題なし
  1. Command Paletteを開き、「git pull」を実行
  2. 正しく同期できていれば完了!

検証環境

デバイス

  • Mac: MacBook Pro (M1, 2020) / macOS Sequoia 15.5
  • iPhone: iPhone 16 Pro Max / iOS 18.5
  • iPad: iPad Pro(11インチ 第3世代) / iPadOS 18.5

アプリバージョン

  • Mac: Obsidian 1.8.10 (Installer 1.8.10)
  • iPhone/iPad: Obsidian 1.8.10(197)

検証日

  • 2025年7月6日

感想

iPadだけ妙に手こずったものの、なんとか同期までたどり着けてよかったです。
次はObsidianを活用して記事を書いてみたいと思っています。何ができるかな、楽しみです。


参考リンク

  1. https://zenn.dev/ishikawa096/articles/158246fc5a5d62
  2. https://forum.obsidian.md/t/how-can-i-use-git-extension-at-iphone-ipad-clone-error-occur/90605
  3. https://asobi-infinity.com/blog/obsidian-github-sync/

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