Gentoo Linux で Quartus II Web Edition を使う

0. 環境

• machine: WSL2 (2.0.9.0) on Windows11 (10.0.22631.2861)
• kernel: WSL2-Linux-Kernel 5.15.133.1
• profile: default/linux/amd64/17.1/systemd (stable)
• desktop: LXQt 1.4.0

1. ダウンロード

Intelのダウンロードページからインストーラをダウンロードする．
aria2を使うと爆速で落とせる．

2. 関係ライブラリのリビルド

tarを展開すると，setup.shが入っている．
中身を確認したところ，以下のパッケージが32bitライブラリとしてビルドされている必要があるらしい．

• libstdc++
• glibc
• libX11
• libXext
• libXau
• libXdmcp
• freetype
• fontconfig
• expat

プロファイルとしてMultilibを使用しているならlibstdc++とglibcはそのままでOK．(たぶん)
それ以外のライブラリにはUSEフラグにabi_x86_32があるので，それらを有効化してリビルドする．

$ sudo flaggie <パッケージ名> +abi_x86_32

(ちなみに，package.useで*/* ABI_X86: 32 64とか書くとsetup.shが segmentation fault するのでやめよう)

3. 不足しているパッケージのインストール&リビルド

setup.shを実行すると下のライブラリがねえよって言われるのでabi_x86_32を立ててインストール or リビルドする．

• libpng (libpng-compat:1.2)
• libSM
• libXrender

4. でぎだ

5. トラブルシューティング on University Program VWF

Run Timing Simulation

ModelSim executable not find.

Tools -> Options -> EDA Tool Options -> ModelSim に<Quartusのインストールパス>/modelsim_ase/binをセットする．(e.g. /home/nxvzbgbfben/.local/opt/altera/13.1/modelsim_ase/bin)

Error: cannot find <上でセットしたパス>/../linux_rh60/vsim

上でセットしたディレクトリを見てみると，どうやらvsimは../vcoへのリンクになっているらしい．
../vcoはシェルスクリプトで，uname -rの結果からカーネルのバージョンを見て動作を分岐しているらいしい．
v4以降はlinux_rh60へリンクしているが，それ以外は全部linuxへとリンクしているようなので，シンボリックリンクを張って対処する．

$ cd <modelsim_aseのパス>
$ ln -s linux linux_rh60

ライブラリがない

以下のライブラリが足りないと言われるので，abi_x86_32を立ててインストール or リビルドする．

• libXft
• libncurses (sys-libs/ncurses-compat:5)