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DBの黎明

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コンピューター黎明期、時代はパンチカード、データはアプリケーション毎にもたれていた。意味するところは、物理的なデータの分散はもちろん、それを取得し管理するシステムもアプリケーション毎にプログラマが作成するということになる。SQLを持つDBを作れとか言われたら地獄である。もちろんデータもアプリケーションを開発する言語によって縛られることになり、開発者は工数を取られることになる。データに特化してないことによるハードウェア的な限界もある。
 そのためにデータを専用の機械とシステムで集約した事例を報告をしたのが、以下の論文で、データベースの起源とされている。
 https://dl.acm.org/doi/pdf/10.1145/320954.320955
 著者は702-EDPMという入出力とソーティング上に適したコンピューター上でデータ操作をソート、ファイル管理、レポート生成の3つに一般化して実装した。
 データベース生成の原型となる事例としてHAPOというコンピューターでの磁気テープ上のファイル管理システムの話が挙げられている。ソート、作成、削除、更新といった仕組みが既にある。レポート印刷や選択(select!)したデータを他で使うために結果を出力する取得の仕組みも挙げられている。
 また今後の計画として、記録を数字で表す今でいうidのような仕組みやあるいは、同一レポート内で数値計算の結果を表示するSELECT文中での集計のような仕組みの追加を検討している。

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ちなみに702-EDPMで検索するとnsaのトップシークレットのドキュメントとか出てきてうおおおおってなるけど、多分普通にwikiにあるこいつのことと思われ。https://ja.wikipedia.org/wiki/IBM_702