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Visual Studioのインストールパスを取得する方法
解法
Visual Studioのインストールパスを取得するには、vswhere
ツールを活用します。このツールを使用することで、特定のVisual Studioインスタンスのパスを簡単に見つけることができます。
以下は、Visual Studio Enterprise Editionのインストールパスを取得するPowerShellスクリプトの例です。
# エラーが発生した場合に即座に停止するように設定
$ErrorActionPreference = "Stop"
# Visual Studio Installerのパスを変数として定義
$vsInstallerDir = "${env:ProgramFiles(x86)}\Microsoft Visual Studio\Installer"
$vswhereExe = Join-Path $vsInstallerDir "vswhere.exe"
$productId = "Microsoft.VisualStudio.Product.Community"
$channelId = "VisualStudio.17.Release"
# Visual Studioのインストールパスを取得する
$installationPath = & $vswhereExe -format json -prerelease |
ConvertFrom-Json |
Where-Object { $_.productId -eq $productId -and $_.channelId -eq $channelId } |
Select-Object -First 1 |
Select-Object -ExpandProperty installationPath
Write-Host $installationPath
解説
このスクリプトでは、以下の手順を踏んでVisual Studioのインストールパスを取得しています。
-
vswhereツールのパスを指定:
Visual Studioのインストールを検出するためにvswhere.exe
を使用します。このツールは、Visual Studio Installerのディレクトリにあります。 -
製品IDとチャンネルIDの設定:
productId
には取得したいエディション(この例ではCommunity)、channelId
にはVisual Studioのチャンネル(vs2020 Release)を指定しています。 -
インストールパスの取得:
vswhere
の出力をJSON形式で取得し、特定の条件に合致するインスタンスのインストールパスを抽出します。
補足情報
vswhere
は、インストールされているVisual Studioのバージョンを特定するのに非常に便利です。productId
や channelId
の値を変更することで、異なるエディションやリリースチャンネルに対応したインストールパスを取得できます。
スクリプトを変更することで、他のエディション(ProfessionalやEnterprise)や異なるリリースチャンネルのインスタンスを検索することも可能です。
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