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READ COMMITTED SNAPSHOT を有効化する方法と注意点

2024/10/12に公開

解法

SQL Server でトランザクションの分離レベルを READ_COMMITTED_SNAPSHOT に変更するには、以下のコマンドを使用します:

ALTER DATABASE [DB名] SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON;

このコマンドにより、READ_COMMITTED の分離レベルでスナップショット・アイソレーションが有効になり、他のトランザクションによるロックを避けながら一貫したデータを読み取ることが可能になります。

解説

ALTER DATABASE コマンドにはオプションとして WITH ROLLBACK IMMEDIATE を付けることができます。このオプションの有無によって以下の違いがあります。

  • WITH ROLLBACK IMMEDIATE を使用しない場合
    実行中のトランザクションが終了するのを待ってから設定を適用します。そのため、長期間実行されているトランザクションがある場合、設定変更に時間がかかることがあります。

  • WITH ROLLBACK IMMEDIATE を使用する場合
    現在のアクティブなトランザクションを即座にロールバックし、設定をすぐに適用します。これにより、実行中のトランザクションがロールバックされるため、設定変更が迅速に完了しますが、未完了のトランザクションはすべて取り消されます。

補足情報

WITH ROLLBACK IMMEDIATE を使用するかどうかは、実行中のトランザクションの重要度によります。データの一貫性や業務への影響を考慮して適切に判断してください。

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