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SQL ServerでREAD_COMMITTED_SNAPSHOTに変更する方法
解法
SQL ServerでトランザクションのREAD_COMMITTED_SNAPSHOT分離レベルを有効にするには、以下のコマンドを使用します:
ALTER DATABASE 'DB名' SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON;
強制的に実行する場合は、WITH ROLLBACK IMMEDIATEオプションを追加します:
ALTER DATABASE 'DB名' SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON WITH ROLLBACK IMMEDIATE;
解説
WITH ROLLBACK IMMEDIATEオプションの有無による動作の違い
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オプションなし:
- コマンドは他のアクティブな接続やトランザクションが完了するのを待ちます。
- 長時間実行中のトランザクションがある場合、コマンドは完了までブロックされます。
- 既存のトランザクションには影響を与えず、それらが完了するまで待機します。
- データベースへの新しい接続は、変更が保留中の間ブロックされます。
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オプションあり(WITH ROLLBACK IMMEDIATE):
- コマンドが即座に強制実行されます。
- 既存のアクティブな接続は強制的に切断されます。
- 実行中のトランザクションは全てロールバックされます。
- データベースの設定変更が即座に適用されます。
補足情報
オプションなしの場合、変更はデータベースのアクティビティに影響を与えずに適用されますが、長時間実行中のトランザクションがある場合、変更が適用されるまでに時間がかかる可能性があります。
WITH ROLLBACK IMMEDIATEオプションの使用は、即時の変更適用を可能にしますが、進行中の作業に影響を与える可能性があります。
実務環境でこの変更を行う際は、以下の点を考慮することをお勧めします:
- 現在のデータベースアクティビティ
- 長時間実行中のトランザクションの有無
- ダウンタイムの許容度
- 変更の緊急性
可能であれば、適切なメンテナンスウィンドウを設定し、ユーザーに事前通知を行うことが望ましいでしょう。特にWITH ROLLBACK IMMEDIATEオプションを使用する場合は、影響を最小限に抑えるための慎重な計画が必要です。
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