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Chrome拡張機能にテキストファイルを埋め込む方法
解法
Chrome拡張機能にテキストファイルを埋め込んで利用するには、以下の手順を実行します:
- マニフェストファイル(manifest.json)を作成し、テキストファイルをリソースとして宣言する
- テキストファイル(例:data.txt)を作成し、必要な文字列を記述する
- JavaScriptファイル(background.js)でテキストファイルを読み込む処理を実装する
- 作成したファイルを拡張機能としてパッケージ化する
解説
マニフェストファイル(Manifest V3)
{
"manifest_version": 3,
"name": "My Text File Extension",
"version": "1.0",
"description": "An extension that uses embedded text files",
"permissions": [
"activeTab"
],
"web_accessible_resources": [{
"resources": ["data.txt"],
"matches": ["<all_urls>"]
}],
"background": {
"service_worker": "background.js"
},
"action": {
"default_icon": {
"16": "icon16.png",
"48": "icon48.png",
"128": "icon128.png"
}
}
}
バックグラウンドスクリプト(background.js)
function loadTextFile() {
return fetch(chrome.runtime.getURL('data.txt'))
.then(response => response.text())
.catch(error => {
console.error('Error loading text file:', error);
});
}
chrome.action.onClicked.addListener((tab) => {
loadTextFile().then(text => {
console.log('Loaded text:', text);
// ここでテキストを利用する処理を行う
chrome.tabs.sendMessage(tab.id, {text: text});
});
});
補足情報
- Manifest V3では、バックグラウンドスクリプトがService Workerとして動作します。
-
web_accessible_resources
の記述方法が変更されているため、注意が必要です。 - テキストファイルの内容を更新する場合は、
data.txt
を編集し、拡張機能を再読み込みするだけで反映されます。 - コンテンツスクリプトを使用する場合は、manifest.jsonに
content_scripts
セクションを追加し、別途content.js
ファイルを作成して実装します。
この方法を使用することで、Chrome拡張機能内でテキストファイルを効果的に埋め込み、利用することができます。
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