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【VSCode】完全アンインストールの仕方
1. はじめに
Visual Studio Code(VSCode)は人気の高い統合開発環境(IDE)ですが、時には完全にアンインストールする必要が生じることがあります。この記事では、VSCodeを完全にアンインストールする方法を、オペレーティングシステム別に詳しく解説します。
2. Windows での VSCode アンインストール
2.1 通常のアンインストール
- Windowsの設定を開きます。
- 「アプリ」→「アプリと機能」を選択します。
- リストから「Visual Studio Code」を見つけ、選択します。
- 「アンインストール」ボタンをクリックし、指示に従います。
2.2 残存ファイルの削除
通常のアンインストール後、コマンドプロンプト(cmd)を管理者として開き、以下のコマンドを実行します:
rmdir /s /q "%APPDATA%\Code"
rmdir /s /q "%USERPROFILE%\.vscode"
rmdir
コマンドは、ディレクトリとその中身を削除します。
/s
オプションは、ディレクトリとそのサブディレクトリをすべて削除することを指定します。
/q
オプションは、確認メッセージを表示せずに静かに実行することを指定します。
3. macOS での VSCode アンインストール
3.1 アプリケーションの削除
- Finderを開きます。
- アプリケーションフォルダに移動します。
- Visual Studio Code.appを見つけ、ゴミ箱にドラッグします。
3.2 関連ファイルの削除
ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します(zshを使用):
rm -rf ~/Library/Application\ Support/Code
rm -rf ~/.vscode
4. Linux での VSCode アンインストール
4.1 パッケージマネージャーを使用したアンインストール
Ubuntu や Debian の場合:
sudo apt remove code
sudo apt autoremove
Fedora や CentOS の場合:
sudo dnf remove code
4.2 関連ファイルの削除
rm -rf ~/.config/Code
rm -rf ~/.vscode
5. 拡張機能の設定の削除(全OS共通)
VSCodeの拡張機能の設定を完全に削除したい場合は、以下のディレクトリを削除します:
-
Windows (cmd):
rmdir /s /q "%USERPROFILE%\.vscode\extensions"
-
macOS (zsh):
rm -rf ~/.vscode/extensions
-
Linux:
rm -rf ~/.vscode/extensions
6. アンインストールの確認
アンインストールが完了したことを確認するには、以下のコマンドを実行します:
Windows (cmd):
where code
macOS (zsh) / Linux:
which code
これらのコマンドは、code
コマンドの場所を表示します。アンインストールが成功していれば、以下のような出力が表示されるはずです:
Windows:
INFO: Could not find files for the given pattern(s).
macOS/Linux:
code not found
7. まとめ
この記事では、VSCodeを完全にアンインストールする方法を解説しました。主なステップは以下の通りです:
- オペレーティングシステムに応じた通常のアンインストール手順の実行
- 残存ファイルやフォルダの削除
- 拡張機能の設定の削除(必要に応じて)
- アンインストールの確認
これらの手順を順番に実行することで、システムからVSCodeを完全に削除することができます。アンインストール後は、必要に応じて他の開発環境をセットアップしてください。
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