10日目：スマホ時代のテスティングソリューション

はじめに

このAdvent Calendarでは、過去に私が書いたテストや品質に関する記事の紹介をします。
本日紹介する記事はこちらです。

https://www.nttdata.com/jp/ja/trends/data-insight/2013/060601

掲載日：2013年6月6日
掲載メディア：DATA INSIGHT（NTT DATA）

生成AIによる要約

この記事では、スマートフォン（スマホ）アプリの普及に伴い、テストにおける「実機の多様性」と「膨大なテスト対象機種」の問題が深刻化している現状を指摘。すべての機種を自前で揃えて検証するのはコスト・管理ともに非現実的であるため、代替手段として「クラウド上の実機レンタルサービス」が注目されている。たとえば、サービス提供会社が多数のスマホ実機を保持し、クラウド経由で遠隔からアクセス／操作可能にする仕組みが紹介されており、開発者や個人でも利用しやすい比較的低価格のプランもあるという。とはいえ、同時利用台数や利用期間などの制限があり、「いつでも自由に使える」わけではない点が注意されている。こうしたクラウドベースの「スマホ実機テスティングサービス」は、実機購入や維持の負担を軽減する有力な解決策として提案されており、スマホアプリ開発におけるテスト手法の進化の一端を示している。

記事に対する補足、訂正、最新情報など

• 記事を書いた2013年当時、総務省の調べによるとスマートフォンの利用率は約40％だったそうです。ちょうど「スマートフォン」の略称が「スマフォ」ではなく「スマホ」で統一され始めた頃だったと記憶しています。

• 現在ではスマホ実機テスティングサービスは多くの企業が提供しており、「スマホ 実機 テスト」で検索するとさまざまなサービスが見つかります。ただし、記事で取り上げている Sonix社のScirocco Cloudは2020年にサービスを終了しています。日本では先駆的な存在だっただけに、終了は残念に感じます。

• なお、参考1のリンク先は現在無効となっており、別の会社のサイトに遷移しますのでご注意ください。参考2のリンク先は有効ですが、サービス自体はNTTレゾナントからNTTレゾナントテクノロジーに事業移管されています。

さいごに

今ではスマホは生活に欠かせない存在となり、スマホアプリの品質問題が話題になることもありますが、幸い私はユーザーとして致命的な不具合に遭遇したことはありません。この記事にあるような実機テストサービスを活用し、日々品質を支えている方々のおかげだと改めて感じています。テストに携わるすべての人に感謝したいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。明日の投稿もどうぞお楽しみに。