7日目:SQuBOKガイドの改訂に向けた活動について(参考文献の活用方法)
はじめに
このAdvent Calendarでは、過去に私が書いたテストや品質に関する記事の紹介をします。
本日紹介する記事はこちらです。
SQuBOKガイドの改訂に向けた活動について(参考文献の活用方法)
掲載日:2011年2月
掲載メディア:Quality One(日本科学技術連盟)
生成AIによる要約
この記事では、ソフトウェア品質知識体系ガイド(SQuBOK® Guide)の意義と使い方を改めて整理しています。SQuBOK®は、ソフトウェア品質に関する日本国内の“暗黙知”を形式知化し、品質に関する知識や技法を体系的にまとめたものです。まず、SQuBOK®の構造(樹形図)を示し、どのように知識を分類・整理しているかを解説。品質管理やテスト・メトリクスなど、多岐にわたる知識領域を俯瞰できる点を強調しています。
さらに、SQuBOK®を単なる教科書・索引としてではなく、“知識を深める入口”として活用するよう促しています。つまり、ガイドに書かれた内容をもとに、参考文献・論文・規格などへ踏み込んで学びを広げる姿勢が重要だと提言しています。
このように、SQuBOK®を“体系的な品質知識の枠組み”として再確認し、実践的な品質改善や学習のスタート地点として活かすための道しるべを示す内容です。
記事に対する補足、訂正、最新情報など
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この記事は「SQuBOK®ガイドの改訂に向けた活動について」として書いた連載の3本目の記事です。他の2本はこちらになります。本来であれば個別に紹介すべきでしたが、後から見つかったため、ここではリンクのみ掲載します。
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連載の中で、SQuBOK®ガイドの活用方法にも触れています。これは、実際の使い方を紹介してほしいという当時の依頼があったためで、記事の流れに工夫して盛り込んだ記憶があります。
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執筆当時の時事ネタとして、サッカーの話題を取り上げていたことをすっかり忘れていました。2011年アジアカップで李忠成選手のボレーシュートによる劇的な優勝の直後だったこともあり、その熱気が反映されているようです。記事の“とっつきやすさ”を重視し、こうした親しみやすい話題も取り入れるよう心がけていました。
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この記事の内容を含む話は、2011年度のSQiP研究会での特別講義でも紹介しました。
さいごに
私はテストや品質に関する書籍を多く所持していますが、最も頻繁に開いているのはSQuBOK®ガイドかもしれません。教科書や索引として参照することが中心ではありますが、そこからさらに関連文献へと調べを広げることも今なお続けています。改めて、SQuBOK®ガイドが有用な知識体系であると感じさせられました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。明日の投稿もどうぞお楽しみに。
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