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【Flutter/iOS】AdMobの広告最適化【必須級】
🔔 背景
AdMobを導入したFlutterアプリを iOS 向けにビルドしたところ、下記の警告が発生しました：
<Google> <Google:HTML> 49 required SKAdNetwork identifier(s) missing from Info.plist. See [Enable SKAdNetwork to track conversions] (https://goo.gle/enable-skadnetwork).
これは、IDFA（広告識別子）をユーザーが拒否した場合でも、広告のコンバージョン計測を可能にする Apple 提供の仕組み「SKAdNetwork」 の設定が足りていないという警告です。
🧠 IDFAとは？
- IDFA（Identifier for Advertisers） は、iOS端末ごとに割り当てられた広告識別子
- これを使えば広告のクリックやインストールの追跡が可能
- ただし、iOS 14以降はユーザーに「トラッキング許可」のダイアログ表示が必須
📌 ユーザーが「Appにトラッキングを許可しない」を選ぶと、IDFAは取得できなくなる
🧩 SKAdNetworkとは？
Appleが提供する、ユーザーを特定せずに広告効果測定ができる匿名の仕組みです。
- ユーザーのプライバシーを守る
- IDFAを使わなくても、インストール計測などのコンバージョンが可能
- AdMob、Google Ads、Facebookなどの広告ネットワークが対応済
⚙️ なぜ警告が出たのか？
AppleのSKAdNetworkを有効にするには、Info.plist に対応広告ネットワークのSKAdNetworkIdentifierを記述する必要があります。
記載がないと、AdMob などのSDKが警告を出します。
✅ 対応方法
ios/Runner/Info.plist を編集
以下のように <key>SKAdNetworkItems</key> を追加します。
<key>SKAdNetworkItems</key>
<array>
<dict>
<key>SKAdNetworkIdentifier</key>
<string>cstr6suwn9.skadnetwork</string>
</dict>
<dict>
<key>SKAdNetworkIdentifier</key>
<string>4fzdc2evr5.skadnetwork</string>
</dict>
<!-- 以下、省略。40-50個のdictを書く必要があります。 -->
</array>
必要なdictの最新のリストはこちらにあります：
👉 SKAdNetwork を有効にしてコンバージョンを測定する
🔍 2025年6月現在、49のSKAdNetworkIdentifierを追加する必要があります。
🎯 SKAdNetwork導入のメリット
| 比較項目 | IDFAあり | IDFAなし＋SKAdNetwork | IDFAなし（SKAdNetwork未対応） |
|---|---|---|---|
| インストール測定 | ✅ 正確に可能 | ✅ 匿名で可能（精度は限定的） | ❌ 不可 |
| リターゲティング | ✅ 可能 | ❌ 不可 | ❌ 不可 |
| ユーザー許可 | 必要（ATTダイアログが表示） | 不要（プライバシー準拠） | 不要（ただし効果なし） |
| トラッキング精度 | 高精度（個人単位） | 低〜中（集計ベース） | 無し |
| 広告収益への悪影響 | なし（最適化可能） | ❌ 中（広告最適化に制限あり） | ❌ 大（収益効率が著しく低下） |
📝 まとめ
- iOSのプライバシー強化により、IDFAの許可が得られないケースが増加
- SKAdNetworkを導入すれば、広告の効果測定は可能
- 警告を回避し、アプリの収益最大化を狙うならInfo.plistの設定は必須
Flutter/iOS + AdMobでアプリを配信している人は、ぜひ早めに対応しておきましょう！
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