Dify入門
はじめに
LLMのアプリケーションプラットフォームで人気急上昇中のDifyについてログ。
- OS:Ubuntu 22.04 on WSL2
WSL2で実行する場合、以下のDockerのインストール&設定を完了しておく。
・Dockerインストール
・/etc/wsl.conf
の作成
・Dockerパーミッション設定
環境構築
まずは公式リポジトリをclone。
cd [任意のディレクトリ]
git clone https://github.com/langgenius/dify
cd dify
DifyはDockerコンテナで構築されているので、公式手順通りにDocker Composeを実行。
cd docker
cp .env.example .env
docker compose up -d
以下のようなログが表示され、Dockerコンテナが起動する。
[+] Running 76/21
✔ ssrf_proxy Pulled 53.1s
✔ api Pulled 92.3s
✔ sandbox Pulled 46.5s
✔ weaviate Pulled 52.7s
✔ db Pulled 59.8s
✔ redis Pulled 40.2s
✔ web Pulled 25.0s
✔ nginx Pulled 46.7s
✔ worker Pulled 92.3s
[+] Running 11/11
✔ Network docker_default Created 0.2s
✔ Network docker_ssrf_proxy_network Created 0.3s
✔ Container docker-sandbox-1 Started 2.5s
✔ Container docker-weaviate-1 Started 2.5s
✔ Container docker-redis-1 Started 2.6s
✔ Container docker-ssrf_proxy-1 Started 2.6s
✔ Container docker-db-1 Started 2.6s
✔ Container docker-web-1 Started 2.6s
✔ Container docker-api-1 Started 2.6s
✔ Container docker-worker-1 Started 2.5s
✔ Container docker-nginx-1 Started 2.9s
http://localhost/install
にアクセスし、管理者登録&ログインを済ませると以下のアプリケーション一覧画面に遷移する。ここまでで環境構築完了。
チャットボット作成
最初のチャットボットを作成するために「最初から作成」をクリックし、適当な名前を付けて「作成する」をクリック。
チャットボットセットアップ画面に飛ぶ。
一番最初だとここのモデル選択部分に⚠マークか何かが入ってるはずなので、記載の手順に従ってモデルとAPIキーを入力する。
以下はすでにGeminiのAPIキーを入力した後の状態。
GeminiのAPIキー取得は以下を参照。
動作確認
作成段階ですでにチャットとしては使える状態のため、「アプリを実行」からアプリに飛ぶ。
「Start Chat」をクリック。
プロンプトを入力するとチャットが実行される。
びっくりするぐらい構築が簡単。
以下チャットボットのセットアップ画面の詳細。
変数
ユーザーがチャットを新規作成するときに設定可能な値のこと。
例えば、以下のような翻訳用途に使う際、翻訳前と翻訳語の指定しておく。
そうすると、チャットを作る際に以下のように指定可能となる。
実行するとちゃんと日本語を英語に翻訳してくれる。
翻訳後の言語を「英語」から「フランス語」に変えると、チャットの内容も変化する。