八木作戦 — 二射
八木作戦 — 二射
電波を集めて圏外を殲滅せよ
🌒️ 序
前回、八木作戦 — 一射 ( Zenn, Qiita ) では、 docomo band 42 向けに設計した八木アンテナを試した。今回は、 au band 18 向けを試す。
🌕️ 破
材料
- 白木材 ¥148 (910×12×18mm)
- アルミ ¥256 (995×3mm, 2本)
- 合計 ¥404 (含む消費税等 ¥36)
ホームルーターの外部アンテナは、台座に磁石がついている。それを使って固定するために、鉄製の小さなプレートを探してみたのだが、良いものが無い。最終的に 100均でおもちゃのような蝶番を買った。平面でない部分はゴムを埋めて固定する。
- 蝶番 ¥110 (16×22mm, 4個)
- 合計 ¥110 (含む消費税等 ¥10)
装備強化
前回の反省会を踏まえ、新たな装備を2点調達した。
- 3.1mmφドリル刃 ¥548
- 10mmタガネ ¥398
- 合計 ¥946 (含む消費税等 ¥86)
キリでつけた小さな穴だと、ドリル刃の食いつきが悪くズレる原因になるので、タガネで大きめの凹みを作る作戦だ。
左から、今回追加したタガネ、今回追加したドリル刃、前回使用したキリ。
加工
簡易図面を用意する
前回の反省会を踏まえ、木は 910mm 全長をそのまま使い、両端の遊びを増やす。
アルミ棒を切断するのだが、前回の余りが 560mm あるので、そちらを活用する。無駄なく切り出すために木取りの試算をする。
無駄なく配置でき、1本まるごと余った。買い物より先に木取りしておけば良かったかも。
前回の反省会を踏まえ、穴あけのズレ対策として、次を行った。
- 事前練習1回
- 12mm 厚の補助板を用意し、ガイドを棒と平行に目線の正面に置く
- 穴ごとに棒の固定位置をずらして、常に同じ立ち位置と方向で穴をあける
いい感じ。
3.1mmφであけると、穴がちょうどの大きさなので、輪ゴムの固定が不要になった。
組み上がった。 docomo band 42 向けと比べると、やはり大きい。
アンテナの土台をつける。アンテナ側に他の素子を寄せる。
実戦
確認は窓際の、 docomo 基地局が目視できる室内で行った。立地的に、 au も含め全キャリアがそこに基地局を有する可能性が高い。
ホームルーターにはディスプレイが無いので、📶のような情報が取れない。その代わりに、設定用の web 画面で信号強度 (dBm) を見ることができる。
- 室内: 八木アンテナ無し: -85
- 室内: 八木アンテナ有り: -85
変わらない。
だと⁉
弐号機、完全に沈黙…
反省会
明確な信号の増幅は確認できなかった。その原因になりそうなものを列挙する。
- 基地局の方角が違う
- 外部アンテナの接続不良
- 外部アンテナのサイズで給電素子を固定した設計をしていない
- web 画面の信号強度表示が信頼できない
今回は、アンテナサイズが大きく、また電源コード縛りもあるので、室内の固定位置でしか試せなかった。室外を含めた状況確認が必要だと思われる。
🌖️ 急
二部完結の予定だったが、どうやら第三部に続きそうだ。アルミ棒が余ったのはフラグだったか。
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