【n8nでなんでも自動化】バイラル動画を9つのSNSで爆速展開!AIアバターで差別化する完全自動化システム
はじめに
どうもこんにちは、のりまっくすです!
この記事では、僕が愛用している「n8n(エヌエイトエヌ)」というローコードのワークフロー自動化ツールを使って、どんなことができるのかをシリーズで紹介しています。
「何が嬉しいのか?」「どんな業務に使えるのか?」という視点を大切に、実用的なテンプレートや自作ノウハウを分かりやすくお届けしていきます。
少しでも「これ、使えるかも」と思ったら、ぜひフォローしてチェックしてみてください!
n8nってなに?
n8n(エヌエイトエヌ) は、プログラミングができなくても使える「ノーコード/ローコードの自動化ツール」です。
Google SheetsやSlack、Notion、ChatGPTなど、さまざまなサービスと連携しながら、業務やアイデアを自分の手でどんどん仕組み化できるのが魅力です。
無料で始められて、クラウドでも自分のPCでも使えるので、「まず試してみたい」という方にもぴったりです。
今回紹介するワークフロー
本記事では、SNSマーケティングを革新する自動化ワークフローをご紹介します。
- タイトル: Clone Viral TikToks with AI Avatars & Auto-Post to 9 Platforms using Perplexity & Blotato
- URL: https://n8n.io/workflows/4110-clone-viral-tiktoks-with-ai-avatars-and-auto-post-to-9-platforms-using-perplexity-and-blotato/
- カテゴリー: マーケティング・コンテンツ制作
今回のワークフローは結構イカつく見えますが、ひとつひとつを分解してみると理解は難しくありませんのでご安心ください!
✅ こんな人におすすめ
- SNSで短尺動画マーケティングを実施している企業・ブランド担当者
- 複数プラットフォームのコンテンツ管理に時間を取られているクリエイター
- バイラルコンテンツを自社ブランドに合わせて活用したいマーケター
- 少人数チームで多数のSNSアカウントを運用している個人事業主
- 話題のトレンドを素早く取り入れたいインフルエンサー
- コンテンツの量産に悩むデジタルマーケティング担当者
🚀 このワークフローでできること
- ワンクリックでの多プラットフォーム展開: TikTokのURLを送るだけで、Instagram、YouTube、TikTok、Facebook、LinkedIn、Threads、X (Twitter)、Pinterest、Blueskyの9つのプラットフォームに自動投稿
- AIによる完全リライト: GPT-4oとPerplexityが元動画の構造を保ちながらスクリプト・キャプション・オーバーレイテキストを完全にリライト
- アバターを使った差別化: 自分(または自社)のアバターを使って動画を再生成するため、オリジナリティを保ちながらコンテンツを拡散可能
- メタデータの自動管理: 全ての生成物をGoogle Sheetsに整理して保存し、コンテンツ管理を効率化
- 時間削減効果: 従来10時間以上かかる「トレンド発見→コンテンツ制作→多SNS投稿」のフローを30分未満に短縮
🧩 ワークフロー全体の流れ
パート1: TikTok動画の取得と素材分析
- バイラルなTikTok動画のURLをTelegramボットに送信するとワークフローが起動
- ※バイラル動画 = SNSなどで急速に拡散されて話題になる動画のこと
- RapidAPIを使って動画をダウンロードし、サムネイル、音声、メタデータを抽出
- GPT-4o Visionでサムネイル画像を解析し、オーバーレイテキストを識別
- 動画の音声を自動文字起こしして原稿を作成し、Google Sheetsに保存
パート2: AIによるコンテンツリライトとアイデア生成
- Perplexity AIを活用して元動画と類似しつつも差別化できる新しいアイデアを自動提案
- GPT-4oが元動画のスクリプト構造・話法を維持しながらコンテンツを完全リライト
- キャプション、スクリプト、オーバーレイテキストを分離し、再利用しやすい形で保存
- リライトされたコンテンツにユニークIDを付与して管理
パート3: AIアバターによる新規動画生成
- Captions.aiから利用可能なアバターリストを取得
- リライトされたスクリプトをもとにAIアバターが話す新規動画を生成
- JSON2Video APIを使って動画に自動字幕やオーバーレイテキストを追加
- 視覚的に魅力的で各SNSの最適フォーマットに対応した動画を作成
パート4: 完成動画の保存と確認通知
- 完成した動画のURLをGoogle Sheetsに記録して管理システムを更新
- 動画のプレビューURLとファイル自体をTelegramで即時に通知
- 投稿前の最終確認が可能な形で動画をユーザーに提供
パート5: 9つのSNSプラットフォームへの自動投稿
- 各SNSアカウントのID情報を読み込み
- Blotato APIを使って完成動画を9つのプラットフォームに一括で自動投稿
- Instagram、YouTube、TikTok、Facebook、Threads、Twitter、LinkedIn、Bluesky、Pinterestへのシームレスな展開
🛠 導入に必要な設定・API
サービス名 | 使用目的 | 取得方法 |
---|---|---|
Telegram Bot API | URLの受信とプレビュー送信 | Botfatherで新規ボット作成し、APIトークンを取得 |
RapidAPI Key | TikTok動画のダウンロード | RapidAPIダッシュボードから利用登録し、キーを発行 |
Cloudinary | 動画・画像ファイルの管理 | Cloudinaryアカウント作成後、Cloud name、API Key、API Secretを取得 |
OpenAI API | スクリプトリライト・分析 | OpenAIのアカウントでAPIキーを発行 |
Perplexity API | 新コンテンツアイデア生成 | Perplexity開発者ページからAPIキー取得 |
Google Sheets OAuth | データ管理と進捗追跡 | n8nのCredentials設定からOAuth認証を完了 |
Captions.ai API | AIアバター動画生成 | Captions.aiアカウントでAPIキー取得 |
JSON2Video API | 字幕・テキスト追加 | JSON2Videoアカウント作成しAPIキー発行 |
Blotato API | 複数SNSへの一括投稿 | Blotatoアカウント作成後、各SNS連携設定 |
💡 ノード活用のポイント・Tips
AIプロンプト設計のコツ
- GPT-4oへのプロンプトは「元の構造を維持しつつ別の内容にリライト」という明確な指示が効果的
- 文字数制限(700文字以内)を明示することで、各SNSプラットフォームに最適化された長さの出力を獲得
データ管理と効率化
- Google Sheetsをデータベース的に活用し、過去のコンテンツ履歴を蓄積・参照可能
- Codeノードを使ってJSON形式でデータをパースすることで、後続処理をスムーズに実行
エラーハンドリングの工夫
- 動画レンダリングには時間がかかるため、Wait(待機)ノードを3分間設定
- タイムアウト対策として、待機時間を調整するか、ステータスチェックループを追加すると安定性が向上
投稿最適化テクニック
- JSON2Videoの設定で、プラットフォームごとにアスペクト比(縦型/横型)やテキスト位置を調整可能
- InstagramとTikTokでは縦型(9:16)、YouTubeでは横型(16:9)の動画が効果的
アバター選択の重要性
- 自社ブランドに合った一貫したアバターを使用することで、視聴者の記憶に残りやすくなる
- 「Fetch Available Avatars」ノードでアバターリストを取得し、定期的な変更も可能
📌 まとめ
このワークフローは、「バイラルコンテンツの発見」から「AIによる独自化」、そして「マルチプラットフォーム展開」までを完全自動化する革新的なシステムです。SNS運用担当者の作業時間を最大90%削減しながら、コンテンツの一貫性と差別化を両立できます。
特に注目すべきは、単なるコピーではなく、AIによるリライトとアバター生成で独自性を確保している点です。これにより著作権問題のリスクを低減しながら、トレンドの波に乗ったコンテンツマーケティングが実現できます。
今やSNSマーケティングでは「素早さ」と「オリジナリティ」の両立が求められています。このワークフローを導入すれば、少人数チームでも大手メディア並みのコンテンツ展開が可能になるでしょう。
最後に
いかがでしたか?このワークフローを活用すれば、コンテンツ制作の時間を大幅に削減しながら、質の高いSNS投稿を自動化できます。実際に私も試してみましたが、特にPerplexityとGPT-4oの組み合わせによるリライトの質には驚かされました。
これからもn8nでできる業務効率化のアイデアやAIを活用した自動化ワークフローをどんどん紹介していきますので、興味があればフォローしていただけると嬉しいです!
また、このようなAI活用や業務自動化についてのご質問があれば、いつでもコメントやメッセージでお気軽にお声がけください。皆さんのフィードバックが、次の記事作りの励みになります!
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