【n8nでなんでも自動化】SEO最適化されたWordPress記事を完全自動生成する方法
はじめに
どうもこんにちは、のりまっくすです!
この記事では、僕が愛用している「n8n(エヌエイトエヌ)」というローコードのワークフロー自動化ツールを使って、どんなことができるのかをシリーズで紹介しています。
「何が嬉しいのか?」「どんな業務に使えるのか?」という視点を大切に、実用的なテンプレートや自作ノウハウを分かりやすくお届けしていきます。
少しでも「これ、使えるかも」と思ったら、ぜひフォローしてチェックしてみてください!
n8nってなに?
n8n(エヌエイトエヌ) は、プログラミングができなくても使える「ノーコード/ローコードの自動化ツール」です。
Google SheetsやSlack、Notion、ChatGPTなど、さまざまなサービスと連携しながら、業務やアイデアを自分の手でどんどん仕組み化できるのが魅力です。
無料で始められて、クラウドでも自分のPCでも使えるので、「まず試してみたい」という方にもぴったりです。
今回紹介するワークフロー
本記事では、記事執筆からWordPress投稿までを自動化できる便利なn8nワークフローをご紹介します。
- タイトル: 🔍🛠️Generate SEO-Optimized WordPress Content with AI Powered Perplexity Research
- URL: ワークフローを見る
✅ こんな人におすすめ
- WordPressで定期的に高品質なブログ記事を投稿したいが、リソース不足で困っている担当者
- SEO目的で日々大量に記事作成・公開しているWebメディア運用チーム
- リサーチ作業や記事のライティング・入稿作業など、手間をかけず効率化したいマーケティング担当者やコンテンツクリエイター
- 外部ライターへの依頼費用や管理工数を削減したい企業
- 質の高いSEO記事を安定して発信したいが、コストや時間のリソースに限りがある中小企業
🚀 このワークフローでできること
- フォームに入力された 「テーマやキーワード」に基づいてAIリサーチとコンテンツ作成を完全自動化
- AIがSEOを意識した「タイトル・スラッグ・本文・メタディスクリプション」 を作成し、WordPress仕様のHTML形式で出力
- アイキャッチ画像を自動的に取得し、WordPress記事として下書き投稿までワンストップで実行
- 記事作成完了時にTelegramで即座に通知を受け取れるため、運用状況の把握も簡単
従来、「リサーチ3時間+執筆2時間+WordPress設定30分」程度かかっていた工程が、「テーマ入力1分+内容確認10分」程度まで短縮可能になります。圧倒的な作業時間削減を実現しながら、記事品質も担保できます。
🧩 ワークフロー全体の流れ
ここからは具体的なパートごとに処理の内容を見ていきましょう。
パート1: テーマ受付・リサーチ開始
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目的
- ユーザーがフォーム入力したキーワードやテーマで、専門的で信頼性のあるリサーチを自動で行います。
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使用ノード
- On form submission(フォームでテーマ受付)
- Perplexity Research(AIで最新の詳細な情報収集)
- Cleanup Links(引用リンク整形・情報整理)
パート2: AIによるリサーチ整形&記事執筆
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目的
- 集めた情報をAIが理解し、SEOを最適化した高品質なブログ記事の草案を生成します。
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使用ノード
- Copywriter AI Agent(SEOガイドラインに則ったブログ記事生成)
パート3: タイトル・スラッグ・メタ情報生成
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目的
- SEO対策と読者の注意を惹くことを意識したタイトル・スラッグ・メタディスクリプションをAIで自動作成します。
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使用ノード
- OpenAI Chat Model
- Structured Output Parser(AI出力を安全にパースしJSON形式で整える)
パート4: 記事本文のHTML化・整形準備
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目的
- 記事をWordPress互換のHTML形式に変換します。
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使用ノード
- Create HTML(目次・FAQ対応HTMLを生成)
パート5: WordPressへの自動下書き投稿
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目的
- 完成した記事をWordPressに自動で下書き投稿し、すぐにレビュー・公開可能な状態にします。
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使用ノード
- Combine Blog Details(生成済みの内容を統合)
- Cleanup HTML(余分なタグを削除)
- WordPress(記事を下書きとして投稿)
パート6: 画像セットアップ&Telegram通知
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目的
- アイキャッチ画像を取得・設定し、処理完了時に運用担当者へリアルタイム通知します。
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使用ノード
- Set Image URL・GET Image・Upload Image to Wordpress・Set Image on Wordpress Post(アイキャッチ画像設定)
- Send Success Message to Telegram(完了通知)
🛠 導入に必要な設定・API
以下のサービスで事前セットアップが必要です。
サービス | 用途 | 認証方法 |
---|---|---|
WordPress REST API | 記事・画像投稿用 | Application PasswordまたはOAuth |
Perplexity AI API | 最新リサーチ情報取得用 | APIトークン |
OpenAI API | AI記事作成 | APIトークン |
Telegram Bot API | 完了通知 | APIトークン |
WordPress連携
- WordPress REST API / Application Password または OAuth認証が必要
- 記事投稿とメディアアップロードの権限を持つアカウント設定が必須
- WordPress設定ノードで認証情報と投稿先サイトURLを設定
Perplexity AI API
- sonar-proモデルを利用するためのAPIキーを取得
- HTTPヘッダ認証方式でノードにキーを設定
- リサーチクオリティを高めるため有料プラン推奨
OpenAI API
- 記事生成用のAPIキー(gpt-4o-miniなど推奨)
- プロンプトの精度が重要なため、後述のチューニングポイントを参考に
Telegram Bot API
- 通知用Botのトークンと送信先チャットID
- 完了通知に使用するため、事前にBotの作成とチャンネル登録が必要
💡 ノード活用のポイント・Tips
AIプロンプトのカスタマイズ
- Perplexityへのリクエストは業界に合わせてカスタマイズ可能
- OpenAIのライティングプロンプトは自社の業種や方針に合わせて適宜修正を
- プロンプト内の「SEOガイドライン」部分は自社のコンテンツポリシーに合わせて書き換えるとブランドトーンが統一されます
安定したOutputパース処理
- Structured Output Parser ノードでAI出力を安全にJSON形式へ変換することで、WordPress投稿時にタイトル・スラッグ・メタ情報を確実に読み込めます
- タイトル/スラグ/メタのフォーマットエラーを防ぐため、このノードは削除せず活用しましょう
- 出力形式指定を変更する場合は必ず対応するパーサー設定も更新する必要があります
アイキャッチ画像のカスタマイズ
- 現状では固定URLの画像を使用していますが、「Set Image URL」ノードを拡張できます:
- 画像APIと連携して動的に画像を生成
- 記事テーマに基づいて画像検索APIから適切な画像を取得
- 社内の画像ライブラリから自動選択するロジックを追加
実運用でのポイント
- 記事執筆プロンプトに「TOCやFAQをWordPress互換HTMLで出力」など細かく指定しておくと、どんなテーマでも一貫性のある投稿フォーマットが守れます
- 無料APIプランの場合、利用制限に注意(特にPerplexityとOpenAI)
- 記事は下書き状態で作成されるので公開前に内容確認が可能(完全自動公開も
status
パラメータの変更で実現可能) - テレグラム通知は、SlackやMicrosoft Teamsなど他のツールに置き換えることも容易
📌 まとめ
このワークフローを導入することで、人手による繰り返し作業がなくなり、「リサーチ〜記事執筆〜WordPress投稿」までの手間が驚くほど楽になります。AI活用によりSEO効果を高めつつ品質も安定化され、記事作成にかかるコスト・時間負荷の大幅な削減も可能です。
Perplexity AIによる専門的リサーチと、OpenAI GPTによる構造化されたライティング、そしてWordPressへの自動投稿という流れは、単なる「AI記事生成」を超えた、実用的で高品質なコンテンツパイプラインを実現します。
今まで苦労していた記事作成が、今日からワンクリックで完結。ぜひこの記事をきっかけにn8n×AIのパワーを体感してください!
最後に
いかがでしたでしょうか?このワークフローを導入すれば、記事作成の手間が大幅に削減できることがお分かりいただけたと思います。
これからもn8nの便利な自動化ワークフロー紹介や、業務効率化に役立つAI活用術を発信していきますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです!また、このワークフローのカスタマイズ方法や他の業務自動化についてのご質問があれば、お気軽にコメントでお知らせください。
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