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【n8nでなんでも自動化】AI画像生成が誰でも簡単に!フォーム入力だけでプロ級ビジュアルがすぐ完成

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はじめに

どうもこんにちは、のりまっくすです!

この記事では、僕が愛用している「n8n(エヌエイトエヌ)」というローコードのワークフロー自動化ツールを使って、どんなことができるのかをシリーズで紹介しています。

「何が嬉しいのか?」「どんな業務に使えるのか?」という視点を大切に、実用的なテンプレートや自作ノウハウを分かりやすくお届けしていきます。

少しでも「これ、使えるかも」と思ったら、ぜひフォローしてチェックしてみてください!


n8nってなに?

n8n(エヌエイトエヌ) は、プログラミングができなくても使える「ノーコード/ローコードの自動化ツール」です。
Google SheetsやSlack、Notion、ChatGPTなど、さまざまなサービスと連携しながら、業務やアイデアを自分の手でどんどん仕組み化できるのが魅力です。

無料で始められて、クラウドでも自分のPCでも使えるので、「まず試してみたい」という方にもぴったりです。


今回紹介するワークフロー

本記事では、AIを活用した画像生成を簡単なフォーム入力だけで実現できるn8nワークフローをご紹介します。


✅ こんな人におすすめ

  • 画像生成AIを使いたいけど、コーディングやプロンプト設計の知識がない方
  • ブログ記事やプレゼン資料に高品質な画像を素早く取り入れたいクリエイター
  • マーケティングキャンペーン向けのビジュアルプロトタイプを迅速に制作したいマーケター
  • AI画像生成モデルを手軽に比較・テストしたい開発者やデザイナー
  • 画像制作の外注コストを削減したい中小企業担当者

🚀 このワークフローでできること

  • シンプルなWebフォームからテキスト入力とスタイル選択だけでAI画像を生成できます
  • 「Hyper-Surreal Escape」「Neon Fauvism」など5つのプリセットスタイルから選んで個性的な画像を簡単作成
  • 生成した画像は自動的にCloudflareストレージに保存され、すぐに利用可能な状態に
  • 過去の生成履歴をサムネイル表示して、複数バリエーションの管理が容易に
  • コーディング不要で、AI画像生成からストレージ保存、結果表示までをフルオート化
  • Hugging Faceの高性能モデルCloudflareの無料ストレージを活用し、初期コストゼロで運用可能

🧩 ワークフロー全体の流れ

パート1: フォーム受付・ユーザー入力の収集

  • 目的: 生成したい画像の説明文(プロンプト)と好みのスタイルをユーザーがフォームに入力
  • 使用ノード:
    • Form Trigger: Webフォームでユーザー入力を簡単に収集(PromptとStyle)

パート2: スタイル別詳細プロンプト生成

  • 目的: ユーザーが選んだスタイルに応じて、AIが理解できる専門的な指示文を自動生成
  • 使用ノード:
    • Switch: 選ばれたスタイルごとに処理を分岐
    • Set: 各スタイル別にカスタマイズされた高度なAIプロンプトを構築
      (例:「Hyper-Surreal Escape」には「glitch art, VHS noise」といった詳細指示を追加)

パート3: Hugging Face API経由のAI画像生成

  • 目的: 作成した詳細プロンプトをHugging Faceの画像生成モデルAPIにリクエストし自動画像生成
  • 使用ノード:
    • HTTP Request: Hugging Face Inference APIによるAI画像生成をAPI経由で実行

パート4: 生成画像のCloudflare R2ストレージ保存

  • 目的: 生成された画像に固有IDを付与して自動保存
  • 使用ノード:
    • S3: 生成された画像をCloudflare R2などのS3互換ストレージに自動保存し、永続リンクを提供

パート5: 結果のWebページ表示とユーザー通知

  • 目的: 生成された画像、使用したスタイル情報、直近の生成履歴をWebページとして表示
  • 使用ノード:
    • Respond to Webhook: HTMLで即座にレンダリング結果をユーザーに表示
    • エラーが発生した場合は、その原因を分かりやすく通知

🛠 導入に必要な設定・API

始めるために必要なサービス・認証情報は以下の2つのみです。

Hugging Face API

  • アカウント作成とアクセストークン(Inference API用)の取得が必要
  • 無料プランでも十分に利用可能(API制限あり)
  • ワークフローのHTTP Requestノードの認証設定に使用

Cloudflare R2(もしくは他のS3互換ストレージ)

  • 生成した画像の保存先として使用
  • アクセスキーとシークレットキーの取得が必要
  • 豊富な無料枠があり、個人使用なら月額コストを抑えられる
  • いつでも簡単に他のS3互換ストレージに変更可能

★ご参考までに★
Hugging Face は様々なLLMモデルが使えるプラットフォームです。このようなLLMプラットフォームは他にもあり、有名なものだと Fal.aiReplicate などがあります。私はFalを愛用しています。(このあたりについてはいつか記事を書きます)


💡 ノード活用のポイント・Tips

スタイル拡張のカスタマイズ

  • 既存の5つのスタイルを参考に、独自のスタイル分岐を追加可能
  • 新しいスタイルを追加する場合は、Switchノードに分岐を追加し、対応するSetノードでプロンプト設定
  • スタイルごとにAI画像生成プロンプトを詳細かつ動的に設定することで、全く異なるイメージを自由自在に表現できます

画像生成モデルの切り替え

  • デフォルトではBlack ForestのFLUX.1-schnellモデルを使用
  • HTTP Requestノードの「URL」パラメータを変更するだけで他のHugging Faceモデルに切り替え可能
  • 異なる表現方法や精度での画像生成を簡単に比較試験できます

エラー処理と安定化

  • AI画像生成は時折失敗することがあるため、エラーハンドリングが重要
  • 「Respond with error」ノードで適切なエラーメッセージを返すよう設定
  • Hugging Face APIはまれにエラーが発生するため、必ずエラー状況を即ユーザーに通知する設定がおすすめです

Setノードのチューニング

  • 各スタイルのプロンプトをチューニングすれば出力クオリティや多様性が飛躍的に向上します
  • AI画像の特徴を決めるスタイルプロンプトは英語で詳細に記述すると効果的
  • テストを繰り返し最適化しましょう

📌 まとめ

このFlux AI Image Generatorワークフローを導入すれば、複雑なAI画像生成の仕組みを、シンプルなフォーム入力だけで誰でも使えるようになります。コーディング不要・プロンプトエンジニアリングの知識不要で、クオリティの高いAI画像を瞬時に生成できるため、デザイン費用や外注コストを大幅に削減できます。

特にブログやSNS投稿の頻度が高いクリエイターにとっては、常に新しいビジュアルを手軽に作成できる強力な武器になるでしょう。また、マーケティング担当者や企画者にとっては、アイデアを素早く視覚化してフィードバックを得るためのプロトタイピングツールとしても最適です。

ノーコードかつ無料のツールだけで簡単に本格AI画像生成を行え、クリエイティブワークのサイクルを劇的に早めることができます。ぜひこのワークフローを導入して、あなたのビジュアルコンテンツ制作を次のレベルに引き上げてみてください!


最後に

いかがでしたか?今回ご紹介したn8nワークフローは、AIの力を借りつつも手軽に高品質な画像生成ができる便利なツールです。私も実際にブログアイキャッチやSNS投稿用の画像作成に使っていますが、かなりの時間短縮になっています。

「他にもこんなワークフローの解説が見たい!」というリクエストがあればぜひコメントで教えてください。n8nのことに限らず、生成AIの業務導入についてのご相談があればお気軽にお声掛けください!

これからも業務で便利に使えそうなワークフローをどんどん解説していきますので、フォローよろしくお願いいたします!

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