【タブ迷子卒業】乱立するタブからAltTabと左手デバイスで目的のタブを見つける
0. こんな方におすすめです
- Chromeで、よく目的のタブを見失ってしまう
- タブの固定、グルーピング、検索機能では痒いところに手が届かないと感じている
- 別ウィンドウにアクセスする方法がデフォルトのショートカットキーではいまいち
※macbook、Chromeでの操作を想定しています
※「左手デバイス」という名称は右利きの方を想定して使用しています
1. はじめに
まとめ
AltTabとACK05を導入することで、任意のタブやウィンドウに瞬時にアクセスできるようになり、時間短縮&ストレスフリーなChromeライフになります
このような操作を左手のみで可能になります
対策の概要と背景
対策の概要
背景
- macbookでアプリの切り替えといえばCommand+Tabですが、これではChromeのウィンドウ切り替えはできず、別のショートカットキー(Command+`)を使う必要があります
- またタブの切替はControl+Tabで可能ですが、タブを開きすぎるとページタイトルがわからないまま移動することになり、事前にページ内容を把握して移動することはほぼ不可能です
- 対策として、タブの固定やグルーピングがありますが、使っているうちに無意味化してしまいました。検索機能も、タブの名前を思い出す必要があり、いまいちワークしないときが多いです
2. AltTabとACK05
AltTab
簡単にセットアップできます
まずはAltTabをインストールします。AltTabは任意のショートカットキーでウィンドウの切り替え(アプリの切り替え)を可能にしてくれるツールです。設定も簡単で、切替時にプレビューを表示したりできるのでとてもありがたいです。
ACK05
公式サイトの紹介がわかりやすいです
続いてACK05(リンクはAmazonリンクです)を購入する必要があります。AltTabだけでもだいぶ助かるのですが、タブの遷移は左手デバイスを頼る必要があります。私が購入したときは7000円弱でした。
ホイールがあればACK05以外の機器(マウスなど)でも実現可能だと思いますが、ACK05は中でもホイール機能の評判が良く、持ち運び接続も不自由ないため、記事ではACK05を利用しています。
スペックの詳細は以下を参照ください。
ACK05の基本スペック(Amazonリンクより引用)
【ワイヤレスで便利】
Bluetooth接続対応ACK05は、ケーブルなしでPCと接続できます。すっきりシンプルな作業環境を実現。1000mAh大容量バッテリーで、300時間の連続動作を実現。超長時間稼働でバッテリー切れを恐れずに安心して創造力を発揮できます。
【片手で作業効率UP】
本体に10個のキーと1個ダイヤルを搭載、4パターンまでの機能グループを使用用途に合わせて自由に設定できます。イラスト制作時に「やり直し」「消しゴム」の機能を割り当てたり、ゲームでよく使うコマンドを登録したりすることで、操作をスムーズかつスピーディーにしてくれます。動画編集、音声編集やCAD、事務作業にも便利です!
【新しいUIドライバ】
ACK05用に新たにドライバUIを再構築。シンプルで美しく、操作がより簡単になりました。Windows用のドライバはフル機能版と単体版をご用意、より多くのデバイスに幅広く対応し、自由な創作を実現します。
フル機能版ドライバ:XPPenペンタブレットと併用する場合に使用。
単体版ドライバ:他社製品との組み合わせで使用。
【複数デバイス間でも使用簡単】
ドライバの設定内容をACK05本体に保存することで、複数デバイス間における設定共有が容易になり、繰り返し設定を行う必要がなく、創作がより便利になります。
※有線接続のみ対応。
※同じOSのみ対応。例えば、Windows版ドライバからエクスポートした場合、Windowsのみにインポート可能
【高い互換性】
対応OS:Windows 7以降、macOS 10.10以降、Linux。
【接続方式】
①Bluetoothでパソコンと接続。②付属USBレシーバーでパソコンと接続。③付属ケーブルでパソコンと接続。※Bluetooth接続は、すべてのBluetoothアダプターに対応することを保証するものではありません。
【ご注意】
- ACK05左手デバイスはPCのみ対応、iOS(iPad・iPhone)と互換性がない。
- Bluetooth接続を利用する場合、周辺にワイヤレス充電器や金属などの磁性体がない機器に近くで使用しないでください。正常に動作されない可能性があります。
- 複数台を同時接続するはできません。
- 内臓メモリは入っていません。
- 最新版のドライバをダウンロード・使用してください。
- 使用しているOSが最新の状態にアップデートされているかをご確認ください。
- 対応機種、対応接続機器・環境の場合であっても接続環境・機器の組み合わせ・相性問題により動作しないことがあります。何かご不明な点がございましたら、XPPen公式サポートまでお問い合わせください。
【商品サイズ】
12.7×7×1cm。本体重量:約75g。片手で握りやすい、小型・軽量タイプ。
【パッケージ内容】
ACK05本体、USB A to C 接続ケーブル、ワイヤレスレシーバー 、ショートカットキーステッカー 、クイックスタートガイド、1年保証。
3. 設定手順
AltTab
基本的な設定は以下の記事を引用させていただきます
MacでもWindowsライクにウィンドウ切り替えができる「AltTab」が便利だった
カスタムするのは以下の画像赤枠部分の3つです
- 起動ショートカットに任意のキーを設定する
- 私はCommand+Tabはこれまで通り利用したかったので、別のキーを割り当てました
- 「キーを離したときの動作」を「何もしない」に設定する
- これにより、一つのボタンでウィンドウ(アプリ)移動が可能になります
- 「アクティブ時のショートカット」から「選択されたウィンドウを表示」に任意のキーを設定する
- 好きなもので問題ないですが、ここではReturnキーを割り当てています
これで任意のショートカットキーでウィンドウを移動させ、表示を切り替えることが可能になります
ACK05
基本的な設定は以下の記事を引用させていただきます
エンジニアの開発や執筆効率を爆上げする左手デバイス攻守最強はこれだと思います)
カスタムするのは以下4点です
- 任意のキーにAltTabの起動ショートカットキーを割り当て
- 任意のキーにReturnキーを割り当て(1.で設定したキーの隣や近くが良いと思います)
- 任意のキーにCommand+Shift+Aを割り当て
- ホイール部分に十字キーの上下(↑↓)を割り当て
参考までに、私の現在の設定状況です。(180°回転させて使っています)
ホイールには全部で4パターンの割り当てが可能です
4. 操作イメージ
以下のように3つのボタンと1つのホイールで、任意のタブにたどり着くことが可能です
- 開きたいウィンドウを探すために、AltTabを起動します(ボタン①)
- 開きたいウィンドウまで移動するために、同じボタンを連打します(ボタン①)
- 開きたいウィンドウにフォーカスがあったらReturnキーで移動します(ボタン②)
- その後Command+Shift+Aを割り当てたキーを押します(ボタン③)
- ホイールで開きたいタブにフォーカスを合わせます(ホイール①)
- 開きたいタブにフォーカスがあったらReturnキーで移動します(ボタン②)
カスタム余地
- ウィンドウに名前をつけると、視認性が高まり、よいです
- マウスやトラックパッドも併用できるのであれば、ウィンドウ切り替えはキーの連打ではなくで直接クリックしてもよいです
- ホイールに横矢印(←→)を設定し、ウィンドウを切り替える手段もありますが、ホイールパターンを上下矢印へ切り替えるのが面倒で使っていません。スクロールもできるようにしたいので、ホイールは基本上下矢印にしています
- ホイール機構と割り当て可能な3つのボタンがあれば実現可能なので、トラックボールマウスでも便利かもしれません。私は持ち運びの容易さでACK05を推していますが、併用が最も便利です
- さらにスプレッドシートのタブもACK05で解決したい場合、ホイールの別パターンにOption+↑/↓を登録することで、ホイールによるタブ操作が可能です。ホイールパターンの切り替えが少し面倒ですが、スプレッドシートを長時間使う場合はありです
5. 実際の使用感と効果
これまで通りCommand+TabやControl+Tabと競合せず導入できるのが良かったです。とっさの反応としてはこれらを使いつつ、ちょっとでも困ったらACK05を触って解決する、という習慣になりました
AltTab
- シンプルに便利です。動作も軽く、見た目の微調整もできて最高です
ACK05の快適さ
- 薄く、無線でもラグがなく、充電持ちもよいです。価格も左手デバイスとしては安価な部類にはいるようです
- ホイール機構がとても楽しいです。まわすとカチカチとフィードバックがあり、繊細な調整が可能です
- キーストロークが浅く、こちらも押し心地のフィードバックが良好です
6. まとめ
はじめての左手デバイスでしたが、長年の悩みをスマートに解決してくれてとてもありがたかったです。(このまま左手デバイスの沼にハマりそうです)
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