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[visionOS] Reality Composer ProのPhysics Bodyの各パラメータ解説

2024/08/30に公開

Mode

物理シミュレーション内で物理ボディがどのように振る舞うか

Static

物理ボディは静止しており、力や衝突に対して反応しない。
地面や壁など、動かないオブジェクトに適している。

Kinematic

物理ボディの動きはユーザーによって制御され、物理的な力の影響を受けない。
アニメーションやスクリプトで動かす場合に使う。

Dynamic

物理ボディは力や衝突の影響を受け、リアルな動きをする。
重力や他の物体との相互作用によって動く。

Detect Continuous Collision

CCD(Continuous collision detection)とも言われる。
通常の衝突検出(Discrete Collision Detection)は、物体の位置をフレームごとにチェックし、衝突が発生したかどうかを判断する。そのため、物体がフレーム間に移動しすぎると、衝突を見逃してしまうことがある。
CCDは、物体の移動経路を追跡し、途中での衝突を検出する。

Affected by Gravity

重力の影響を受けるかどうか。オフにすると自然落下しない。

Angular Damping

回転時の抵抗。大きいほど抵抗が強くなり、回転が停止しやすくなる。

Linear Damping

移動時の抵抗。大きいほど抵抗が強くなり、移動が停止しやすくなる。

Material

材質に関する設定

Static Friction

物体が静止しているときに働く摩擦力で、物体が動き出すのを防ぐ。

Dynamic Friction

物体が動き始めた後に働く摩擦力で、物体の動きを妨げる。

Restitution

反発係数
例えば、バスケットボールが地面に落ちたときの跳ね返りの高さを決定する。
1なら衝突前の運動エネルギーが衝突後も保存され、物体は元の速度のまま反発する。
0なら反発しない。

Mass Property

質量に関するプロパティ

Mass

質量

Inertia

慣性
大きいほどすぐに止まれない

Center of Mass

重心

Position

重心の位置、ズラすことで起き上がりこぼしのような挙動にできる。

Orientation

重心の角度

Movement Locking

Translation Locking

チェックを入れた軸には移動できなくなる。
物理シミュレーションを用いた2Dゲームなどで使える。

Rotation Locking

チェックを入れた軸には回転できなくなる。
常に同じ方向を向かせたい時に使える。

Discussion