[visionOS] Reality Composer ProのPhysics Bodyの各パラメータ解説
Mode
物理シミュレーション内で物理ボディがどのように振る舞うか
Static
物理ボディは静止しており、力や衝突に対して反応しない。
地面や壁など、動かないオブジェクトに適している。
Kinematic
物理ボディの動きはユーザーによって制御され、物理的な力の影響を受けない。
アニメーションやスクリプトで動かす場合に使う。
Dynamic
物理ボディは力や衝突の影響を受け、リアルな動きをする。
重力や他の物体との相互作用によって動く。
Detect Continuous Collision
CCD(Continuous collision detection)とも言われる。
通常の衝突検出(Discrete Collision Detection)は、物体の位置をフレームごとにチェックし、衝突が発生したかどうかを判断する。そのため、物体がフレーム間に移動しすぎると、衝突を見逃してしまうことがある。
CCDは、物体の移動経路を追跡し、途中での衝突を検出する。
Affected by Gravity
重力の影響を受けるかどうか。オフにすると自然落下しない。
Angular Damping
回転時の抵抗。大きいほど抵抗が強くなり、回転が停止しやすくなる。
Linear Damping
移動時の抵抗。大きいほど抵抗が強くなり、移動が停止しやすくなる。
Material
材質に関する設定
Static Friction
物体が静止しているときに働く摩擦力で、物体が動き出すのを防ぐ。
Dynamic Friction
物体が動き始めた後に働く摩擦力で、物体の動きを妨げる。
Restitution
反発係数
例えば、バスケットボールが地面に落ちたときの跳ね返りの高さを決定する。
1なら衝突前の運動エネルギーが衝突後も保存され、物体は元の速度のまま反発する。
0なら反発しない。
Mass Property
質量に関するプロパティ
Mass
質量
Inertia
慣性
大きいほどすぐに止まれない
Center of Mass
重心
Position
重心の位置、ズラすことで起き上がりこぼしのような挙動にできる。
Orientation
重心の角度
Movement Locking
Translation Locking
チェックを入れた軸には移動できなくなる。
物理シミュレーションを用いた2Dゲームなどで使える。
Rotation Locking
チェックを入れた軸には回転できなくなる。
常に同じ方向を向かせたい時に使える。
Discussion