2024年のSTM32開発環境の構築方法
本記事の目的
STM32が国内で流行ってもう何年も経つので、ネットに情報が沢山あって困らないだろうと思ったが、STM32も色々変わっていて見つけた情報が変わってたりしたので、2024年版として新規参入した自分が開発するまでの環境構築の情報を上げていきます。
STM32用統合開発環境 =>STM32CubeIDE
STM32の開発では、STM32-CubeXX(有名なのがSTM32CubeMX)と続くCube系のソフトウェアです。
色んな種類があり良く分かりません。
なので、オススメはSTM32CubeIDE一択です。
基本的にはこのCubeIDEで大概の開発は完結します。
なので、CubeIDEは確実に入れておいてください。
STM32CubeProgrammer software for all STM32
ST-Linkで開発する場合は、CubeIDEで直接書き込みやデバックが出来ます。
他のBootモード(UARTやUSB-DFU等)を使用する際は、別のソフトが必要になります。
良く記事に DfuSe USB device firmware upgrade (UM0412) を使うと書いてあるかもしれませんが、STMのサイトではNRND 新規設計非推奨になります。
その為か、買ってきたSTM32F405のドライバが認識されませんでした。
上記新しいプログラマーだとドライバもUSBも認識したので、上記のソフトが主流になっています。
STM32用MCU Pack =>STM32CubeFxx
※本来は不要です
CubeMXでジェネレートするのは良いんですが、C言語ファイルが生成されない!
main.cすら出てこないぞ?何で?
通常は、CubeMXのSoftwarePacks > Manage software packs を選択し、図のようにチェックを入れてインストールすれば問題ないです。
が、ログインを強要してきます、何故か自分は素直にログインしようにもエラーがでて進みませんでした。
そんな時見つけたのが、MCU Packageをローカルインストールする方法です
今回自分はSTM32F4シリーズの開発でしたので、「STM32Cube MCU Package for STM32F4 series」
からダウンロードして、ZIPのまま先ほどの画面の左下にLocalの文字があるので、そちらで開くとインストールを行う事が出来ます。
STM32 ST-LINK utility
※本来は不要です
先のSTM32CubeProgrammerで解決しますが、使い勝手が少し合わないなって思うかもしれません。
古い人は色が綺麗な画面を見ると不安に駆られるので、昔ながらの環境もあっても良いかもですね。
ただ、こちらもNRND 新規設計非推奨になってますので、不具合があっても対応不可です。
先のSTM32CubeProgrammerを使うのが主流です。
そうそう、こういう方が安心するんだ・・・
まとめ
Cube~が多くて分からんわ!
無事にまとめられて良かった。
追加で何か必要になったら追記予定です。
そんなこんなで、自作STM32F405ボードが動きました。
当方は技術コンサルタントとして色んな電子機器の開発等に関わっております。
もし御案件等御座いましたら、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
それでは、またどこかで
ArtifactNoise合同会社 北神雄太
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