Arduino OPTAの開発方法 ~Arduino PLC IDE~
Artduino OPTAについての説明はZennの電子本で公開予定です。
さて、前作
でArduino IDEでの開発方法をまとめたので、今度はArduino PLC IDEでの開発方法です。まとめていきますが、正直PLC言語(ラダーやら)が全く分からないので、その辺りは後日慣れて来てからまとめていきます。
先に初期設定から接続までまとめていきます。(とても罠が多いので太文字は要確認)
■ 用意する物
Artduino OPTA 本体
Type-C USBケーブル
PCに接続されたUSBをOPTAに接続してください。
■ PLC IDEをインストールする
DOWNLOAD OPTIONS
Windows Arduino PLC IDE, Win 10 and newer, 64 bits
Windows Arduino PLC IDE Tools
■ PLC IDEを起動する
「New Project」を選択し、プロジェクト名を書き込みます。
ここでTargetの項目にOpta 1.0がある事を確認します。
その他のOptionsは選択無しで大丈夫です。
プロジェクトが立ち上がると、こんな感じで表示されます。
■ PLC IDE向けのファームウェアを書き込む
まず、電源が入ったOPTAのRESETボタンを2回押します(図の〇部分)
指で押せない為、ボールペンやピンセットの様な細い物で2回クリックします。
すると、LEDが点滅します。このモードは強制書き込みモードです。
Resourceタブの中に写真付きで表示があります。
下側に「Other」の項目があります。
Portを選択する必要があります。
環境によって変わる場合がありますが、OPTAだと思われるポートを選択するか、Automaticを選択します。
Downloadをクリックします。Warningは問題無いのでOKを選択します。
左下でArduinoIDEの書き込み動作の様なログが流れていきます。
こんな感じで完了します。完了した際にLEDは全て消灯してます。
■ PLC IDEに接続する
早速接続しに行きます。
上のメニューにある「On-Line」より「Set Up Comunication」を選択します。
この画面で確認が必要なのは
Modbus が Active になっているか です。
なっていない際は、Modbusを選択し、Activeをクリックします。
ModbusがActiveであれば、Propertiesをクリックします。
COMポート等を設定します。
COMポートについて、この時点で確認を行うと先ほどのファームウェアを書き込んだポート番号と違う番号が表示されていると思います(例では先ほどCOM11だったけど今見ると10と12が表示されている)
どうもOPTAは最大3種類のCOMを占有するようです。
番号は環境によると思いますが、多くは連番に配置されるはずです。
COM 10 -> ユーザー用
COM 11 -> ファームウェア書き込み用(Reset2回クリックしないと表示されません)
COM 12 -> PLC IDE書き込みポート
と言った形で、一番大きい数のポートを選択します。
次に速度、USB接続のシリアルポートなので特に速度は意味を成さないですが、38400に設定します。
注意が必要なのはProtocolの箇所です。Modbusが選択されていてAddress 247になっている事を確認してください。
赤ラインの内容を確認して、問題なければOKを押して完了します。
赤マルのマーク「Connect」を行います。
右下に CONNECTEDと表示されれば接続完了です。
■ PLC IDEでアクティベートする
PLC IDEはオープンソースでは無く、決まった機器でしか動かないライセンスと言う部分があります。このPLD IDEでのライセンスは別途購入が出来ますが、OPTAは付属していますのでアクティベートするだけで利用する事が出来ます。
図は既にアクティベート済みですが、Statusに「Activate PLC runtime」ボタンがありますので、クリックしてRuntimeを有効にします。
無事にStatus OK が表示されれば完了です。
■ PLC IDEでコンパイルする
PLC IDEのプログラム方法は今後調査課題ですが、とりあえずコンパイルボタンは赤マルの奴です。
■ PLC IDEで書き込む
書き込む際は、コネクトの隣にあるボタンをクリックして書き込みます。
こんな感じで、良く分からないけど書き込みが出来ると思います。
■ PLC IDEで開発
そのPLC系のプログラム方法を知らない為、何をどう記述すればいいのかこの先の課題としたいと思います。
ひとまず、初期化からファーム書き込みと接続が出来る手順をまとめました。
ハマると初期不良だと思われるので、1手順1手順大事に見た方が良いです
開発の参考にして頂ければ幸いです。
より詳しいArduino OPTAについてはZenn内で本を書く予定です。
其方も是非よろしくお願いします。
それでは!
北神雄太
Discussion