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完成しなくても動くツールを――自己修復システムのこれから
完成しなくても動くツールを目指して――自己修復システムに挑戦する理由
GPT-5 Codex が「自律的コーディング」を打ち出したとき、私はこれまでの「要件定義→仕様→実装」のルールベース開発が変わり始めていると感じました。
実際にフロントUIを試すと、仕様通りに作らせたものは無難な出来栄え。でも自由に任せた場合は、驚くほど拡張性のあるレイアウトが生まれました。
「完成していなくても十分に使える」という可能性を感じた瞬間でした。
ただし当然ながら、そのままでは動きません。AIの理想とプログラミング言語の制約が噛み合わないからです。
そこで私は AIがAIを直す仕組み=自己修復システム を考えました。
ロードマップ

- フェーズ1: 観察と可視化
- フェーズ2: 補助的な修復
- フェーズ3: 自己修復ループ
- フェーズ4: 条件付き自動マージ
- フェーズ5: 自己改善
これから
この連載では、開発中に得た気付きや失敗もそのまま書いていきます。
次回は「なぜログ収集(観察)がすべての基盤になるのか」を掘り下げます。
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