Homebrewで管理されているすべてのサービスを一覧表示する方法
はじめに
Homebrew(略してBrew)は、macOSで使えるパッケージ管理システムです。Homebrewを使えば、様々なソフトウェアやライブラリを簡単にインストール、アップデート、アンインストールすることができます。
この記事では、Homebrewを使ってインストールおよび管理できるデーモン化されたサービスを一覧表示する方法について詳しく説明します。
Brewのサービス管理とは
デーモン化されたサービスとは、バックグラウンドで動作するプロセスのことを指します。例えば、データベースのPostgreSQLやMySQL、メールキャプチャツールのMailHogなどが該当します。
macOS上でこれらのサービスを管理するために、Homebrewはlaunchctl
というシステムツールを使用します。launchctl
はサービスの起動、停止、再起動を行うためのツールです。
インストール済みのサービスを確認する方法
Homebrewでサービスをインストールした場合、brew services list
コマンドを使って、現在インストールされているサービスとその状態を確認できます。このコマンドを実行することで、どのサービスが実行中で、どのサービスが停止中かを一目で把握できます。
$ brew services list
Name Status User File
mailhog none
mysql none
postgresql@11 started jbranchaud ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.postgresql@11.plist
postgresql@13 none
postgresql@16 none
unbound none
上記の出力例では、postgresql@11
が実行中で、他のサービスはすべて停止しています。特に複数バージョンのPostgreSQLがインストールされている場合に、どのバージョンが動作しているかを確認するのに便利です。
サービスの開始と停止
特定のサービスを開始または停止したい場合は、brew services start
およびbrew services stop
コマンドを使用します。例えば、postgresql@11
を停止してpostgresql@16
を開始するには、以下のコマンドを順に実行します。
$ brew services stop postgresql@11
Stopping `postgresql@11`... (might take a while)
Successfully stopped `postgresql@11` (label: homebrew.mxcl.postgresql@11)
$ brew services start postgresql@16
Starting `postgresql@16`... (might take a while)
Successfully started `postgresql@16` (label: homebrew.mxcl.postgresql@16)
これにより、現在のPostgreSQLバージョンを切り替えることができます。
その他の便利なコマンド
Homebrewには、他にもいくつかの便利なコマンドがあります。例えば、すべてのサービスを一度に再起動したい場合は、brew services restart --all
コマンドを使用します。また、特定のユーザーでサービスを実行したい場合は、--user
オプションを付けることができます。
$ brew services restart --all
$ brew services start postgresql@16 --user=<username>
まとめ
Homebrewを使ってデーモン化されたサービスを管理する方法について紹介しました。brew services list
コマンドを使えば、インストールされているサービスとその状態を簡単に確認できます。また、サービスの開始、停止、再起動もコマンド一つで行えるため、非常に便利です。詳細なコマンドオプションについては、brew services --help
を参照してください。
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