サーバー基礎知識
サーバー基礎知識
サーバーとは
広義には、サーバーとは「何らかのサービスを提供するコンピュータ」のことです。
サーバーの具体的な機能は、「個々のコンピュータ・端末からの要求(リクエスト)を受けて、
それに応えられる適切なデータを、個々のコンピュータ・端末側へそれぞれ送り返す」というものです。
サーバーとは? 種類・形状のほか用途別分類や保守についても解説
サーバーとは何かを知る際に、そのものの概要よりも目的を知った方がわかりやすい。
サーバーとはクライアント(主に自分たちや利用者のPC)からリクエストを受けた時に、何かを返す(レスポンス)コンピューターである。
大事なのは、サーバーもコンピューターであるという事である。
日頃見ているwebページだったりというのは、全てネットワークを介して表示・やり取りされている。
クライアント側のwebブラウザから、『amazonのプロテインのページが見たい』という指示が送られる。これをリクエストという。
webサーバーは、リクエストに対して『プロテインのページは、、、こちらです』と返す。
このように、基本的にクライアントが要求した情報に対して、サーバーが必要な情報やファイルを返す。
他の例として、DNSサーバーに触れておく。
DNSサーバーとはDomein Name Systemの略。
- 基本的にURLというのは人間が読みやすくした文字列。
- パソコンがwebページを表示するには、DNSサーバーがURLを受け取り、IPアドレスをレスポンスとして返す。
- 受け取ったパソコンはIPアドレスを適切なWebサーバーにリクエストを送り、
- Webサーバーがレスポンスを返す。
サーバーの種類
まず大きく分けて物理サーバーと仮想サーバーがある。
物理サーバーと仮想サーバー
物理サーバーとは、基本となる1台のサーバーの事を指す。
それに対して仮想サーバーは1台のサーバーに、仮想的に複数構築されたサーバーを指す。
仮想化のメリットとして、1台のサーバーで複数のサーバーが運用できる為、
コストや設置するための場所を省スペースにすることができるメリットがある。
サーバ仮想化って何?初心者向けにわかりやすく解説!|ITトレンド
仮想環境とは
上記の仮想サーバーの、仮想とは何か。仮想環境のこと。
仮想環境とは、物理的なハードウェアのなかで仮想的に構築した環境のこと。
Bootcampを例に上げるとわかりやすい。
Bootcampとは、Macに用意されているWindowsの仮想OSのシステムの事で、
Mac上で仮想的にWindowsを動かす事ができる。
(自分はマインクラフトを友人とやるのに、iMacに仮想環境でwindowsOSを入れて遊んだ)
【やりかた解説】MacにWindows10を入れるの簡単すぎてビビった / BootCampマジ最高! 総費用は1万3990円のみ
サーバーの種類:役割
先に書いた物理サーバー、仮想サーバーとはあくまでハード面の話で、
サーバーの役割ごとに様々な種類がある。
サーバー名 | 役割 |
---|---|
Webサーバー | Webブラウジングで使われる。HTTP/HTTP通信によってリクエストを受けて、webページやデータをレスポンスする。 |
DNSサーバー | 上記記載 |
URLのドメインをIPアドレスい変換するサーバー | |
DHCPサーバー | コンピューターにIPアドレスを自動で割り当てるためのサーバー |
アプリケーションサーバー | ユーザーから来た指示をwebサーバーを介して受け取り、プログラム(アプリ)を通して処理を返すサーバー |
データベースサーバー | DBサーバーとも。アプリケーション・サーバーからの命令を受けて必要な値を返す。例えば会員データや商品情報など。 |
キャシュサーバー | リクエストに対してのレスポンスを覚えておくサーバー |
例えばこのURLがクリックされたら、どのIPアドレスを表示する。などの情報が記憶される。 |
webサーバーの種類
種類 | 概要 |
---|---|
Apache | 95年から開発が始まった老舗webサーバー。Mac,Windows,Linux関係なく安定して使えるところから今でも人気がある。 |
nginX | 04年から開発が始まった。Apacheにあった、プロセスの枠を大きく取りすぎる問題を補完する機能があり、一つのプロセスを複数に分ける。モダンなwebサーバーとして人気。 |
IIS | Microsoftが提供し、windowsと相性が良い。GUIで操作するのが特徴。 |
UIの比較
左がapacheのUIで、コマンドで操作する。CUI
右がIISの管理画面 GUIで操作する。
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