レースシムの始め方

ジャンル
- ガチ系
- フォーミュラ系
- GT系
- ラリー系
- ミックス系(アセットコルサなど)
- カジュアル系
- 一般車系
- GT系
- ドリフトマシン系

何かとお高いと噂のレースシム環境構築
ガチ系でセミプロ以上を目指すなら環境投資が結構高額になっちゃう。
- ゲーミングPC20~30万
- ハンドルベース20~30万
- 3ペダル5~10万円
- フォーミュラ系ステアリング5~10万円
- 一般向けDシェイプステアリング3~8万円
- ラリーまたはドリフト向けステアリング2~5万
- ラリーおよびドリフト向けサイドブレーキ0.5~3万円
- 一般車およびラリー向けHパターンシフト0.6~5万円
- ラリー向けシーケンシャルシフト0.6~2万円
- ドライビングコクピットとシート3~10万円
- 3画面モニタとモニター固定アイテム10~20万
ジャンルを絞ったとしても80万円コース

なぜ高額な機材が目立つのか
それは買う人がいるから。実車でのレース経験者にとって80~100万円は安いのです。
実車でのレースを続けている場合、毎年数十万くらいの投資が必要になります。
練習の一部をシム環境に持ってくるとして、毎年の投資に比べると安く済むということになります。

レースシムを楽しむ
- レースシムを楽しむという目的に対し上記のような機材の導入はハイエンドすぎる
- 最もお気に入りのジャンルに絞ることでもかなりのコストを削減できる
- 各種機材にもローエンドという選択肢がある

ゲーミングPC
現在、競技が活発なタイトルって少し古めのタイトルが多い。
なので最新のゲーミングPCでなくとも参加に問題は無かったりする。
デスクトップゲーミングPCの12万円くらい(RTX4060クラス)で十分動く。今後1~2年後に出てくるような最新タイトルが重くて動かしづらいという問題は出るかもしれないが、それはその時になって4~5万円クラスのGPUを買い替えれば動くことが予想されます。(CPUやメモリの性能向上は鈍化しており今後3~4年程度では大きく能力不足になることは無いと思う)
重要なのはGPUクラスが上がったときに十分な電源容量を持たせた筐体を入手しておくこと。

ハンドル(ベース、ハンドル、ペダルセット)入門機
CammusのC5とペダルセットは入門にお勧め。
$330でミドルエンド並みの情報量が手に入ります。
過去に人気になった入門機機は軒並み$400越えですし、中古の安いものであってもダイレクトドライブ品ではありません。ギア式やベルト式がほとんどでしょう。
上記のモデルが出た以上、中古や過去の入門機を狙う意義はもうほぼありません。
予算が$330以下でこの機種よりコスパの良いモデルは存在しないです。$330だせるならこれ一択でしょう。
少ない欠点はフォーミュラ系にはちょっと妥協が必要というところ。
- 四角いハンドルじゃない
- トルクが不足気味
こちらも品質面での定評のあるMoza R5、2ペダルセットの場合¥75,980+送料
つまりこちらは$500設定。これもその他の機種に比べれば十分コスパが良いです。XBOX対応も可能らしい(ハンドルの追加購入が必要そう?)

「CammusのC12」は丸ハンドルかつ、実車ハンドルを取り付け可能なのでC5の問題をいくつか改善している。少し値段は上がるが、ハンドルの自由度が欲しいならこちらがおすすめ。

PS5やXBOXは?
- 正直、やりたいタイトルがもう決定しているのでなければお勧めしません
- ハイエンドゲームを遊びたいという目的に対し比較的コスパよく安く環境が整えられるのがゲームコンソールの強みですが・・・ことレースシムに関しては決してお安く収まらない
- ハンコンセットがどうしてもゲームコンソール対応品の場合、10万円以上
- 10万円+ゲームコンソールということになりその時点でコスパメリットは消失してしまう

コントローラーの種類
ステアリングコントロール
- デジタルパッド
- アナログスティック
- スプリング式ハンコン
- ギア式FFBハンコン
- ベルト式FFBハンコン
- DD方式FFBハンコン
FFB無しはかなり安く入手でき、1~3万円くらい。FFBありはロー~ミドルエンド価格帯は似通ってきていてもはやDD式はその他に比べ耐久性が段違いで高いのでDD方式一択だと思う。老舗や大手もどんどんDD方式を製品化して言っている最中です。今からギア式、ベルト式を買うメリットはほぼないです。(よほどお安い中古品に出会わなければ)
スロットル&ブレーキコントロール(特にブレーキペダルに高級品が欲しくなる)
- ショルダーボタン
- アナログトリガー
- アダプティブトリガー(PS5)
- スプリング式
- ロードセル方式
- 空気圧・油圧式
空気圧・油圧式はハイエンド向けだし、管理コストが実車なみに必要であきらかにプロ向けです。
一般にお勧めなのはブレーキペダルをロードセル方式、その他は安い方式で十分です。
シフター
- ショルダーまたは通常ボタン
- パドルシフト
- シーケンシャルシフトレバー
- Hパターンシフトレバー
ほとんどのレーススタイルでパドルシフトで十分です。ラリー車の再現をしたいならシーケンシャルシフトレバー、旧車の雰囲気が好きならHパターンシフトレバーがあると良いでしょう。
サイドブレーキ
- ボタン
- デジタルレバー
- アナログレバー
- ロードセル方式
- 空圧・油圧式
ほとんどのケースでデジタルまたはアナログレバーで十分ラリーやドリフト車の雰囲気を味わえます。

車シムのトップ集団はハンコンとパッドとで優位な差が無いように大手ゲームでは調整されているのは確かにそうなんどけど、ここ2年DDハンコンでほぼ毎日走り続け上達を実感して思うことは、パッドプレイだったら今ほどの腕前には到達できていなかったと思う。DDの反力には上達のヒントが多くある。
パッドプレイの時、理解できなかった「お釣りからの蛇行」が止められない理由はDDハンコンでプレイすることでその理由が体感できた。理由を把握したのちならパッドプレイでも蛇行を止めることができるようになっていた。
かようにDD反力には上達を助ける情報を得ることができる。グリップの限界を体で覚えることができるし、スピンを止める手助けも得られるし、車幅感覚も研ぎ澄ますことができる。

レースシムをやりこんでいくと、ハンドルコントローラー欲しくなってくるし、
ハンドルコントローラー繋いだらFFBが欲しくなってくるし、
ペダル欲しくなってくるし、ダイレクトドライブが欲しくなっていく。
段階踏んでもいいが、比較的安いもので序盤を安く済まして、最終的に本当に欲しいものを見極めてお金を掛けよう。
自分の場合:
- 500円スプリングハンコン+2ペダル
- 1000円FFB付ハンコン
- 5000円FFBハンコン+シーケンシャルシフター+ペダルセット
- 総額6万円自作ダイレクトドライブハンコン+ペダル+Hパターンシフタ+サイドブレーキ