💭

【nvm入門】Node.jsのバージョン確認と最新LTSへの簡単切り替え手順

に公開

はじめに

こんにちは!Node.jsの開発環境を整える際、バージョン管理はとても重要ですよね。Node Version Manager (nvm) は、複数のNode.jsバージョンを簡単に切り替えて使える便利なツールです。

この記事では、nvmを使って

  1. 現在使用しているNode.jsのバージョンを確認する方法
  2. 最新の長期サポート版(LTS: Long-Term Support)をインストールして使用する方法

を分かりやすくご紹介します。

(nvmが既にインストールされていることを前提として進めます。)

1. 現在使用中のNode.jsバージョンを確認する

まずは、今お使いの環境でどのNode.jsバージョンが有効になっているか確認しましょう。
ターミナルを開いて、以下のいずれかのコマンドを実行してください。

node -v

または

node --version

実行すると、現在選択されているNode.jsのバージョン番号が表示されます。

例: v20.11.0

2. 最新のLTSバージョンをインストール・使用する

安定したアプリケーション開発のためには、LTSバージョンの利用が推奨されています。nvmを使えば、簡単に最新のLTSバージョンを導入できます。

手順

(1) (任意) 利用可能なLTSバージョンを確認する

nvmが認識しているLTSバージョンにはどのようなものがあるか、また、どれが最新のLTSとして扱われるかを確認できます。必須ではありませんが、実行しておくと状況を把握しやすくなります。

nvm ls-remote --lts

(2) 最新のLTSバージョンをインストールする

以下のコマンドを実行すると、nvmが利用可能な最新のLTSバージョンを探してダウンロードし、インストールしてくれます。

nvm install --lts

(このコマンドは nvm install lts/* という指定方法とほぼ同じ意味になります)

多くの場合、インストールが完了すると、現在のターミナルセッションでは自動的に新しくインストールされたLTSバージョンが使われるようになります。

(3) 最新のLTSバージョンを使用する

もし手順(2)で自動的にバージョンが切り替わらなかった場合や、既にインストール済みの最新LTSバージョンに手動で切り替えたい場合は、以下のコマンドを実行します。

nvm use --lts

(これも nvm use lts/* とほぼ同じ意味です)

(4) (任意) デフォルトバージョンとして設定する

新しいターミナルを開いたときに、毎回自動で最新のLTSバージョンが使われるようにしたい場合は、以下のコマンドでデフォルト設定を行います。

nvm alias default lts/*

(特定のバージョン番号を指定して nvm alias default v22.2.0 のように設定することも可能です)

(5) 最後に確認

念のため、もう一度バージョン確認コマンドを実行して、目的のLTSバージョンに切り替わっているか確認しましょう。

node -v

これで、最新のLTSバージョンが表示されれば成功です!

おわりに

今回は、nvm を使ってNode.jsのバージョンを確認し、最新のLTSバージョンに切り替える基本的な手順をご紹介しました。nvm を活用して、プロジェクトごとに適切なNode.jsバージョンを使い分け、快適な開発環境を維持してくださいね。

Discussion