【nvm入門】Node.jsのバージョン確認と最新LTSへの簡単切り替え手順
はじめに
こんにちは!Node.jsの開発環境を整える際、バージョン管理はとても重要ですよね。Node Version Manager (nvm
) は、複数のNode.jsバージョンを簡単に切り替えて使える便利なツールです。
この記事では、nvm
を使って
- 現在使用しているNode.jsのバージョンを確認する方法
- 最新の長期サポート版(LTS: Long-Term Support)をインストールして使用する方法
を分かりやすくご紹介します。
(nvm
が既にインストールされていることを前提として進めます。)
1. 現在使用中のNode.jsバージョンを確認する
まずは、今お使いの環境でどのNode.jsバージョンが有効になっているか確認しましょう。
ターミナルを開いて、以下のいずれかのコマンドを実行してください。
node -v
または
node --version
実行すると、現在選択されているNode.jsのバージョン番号が表示されます。
例: v20.11.0
2. 最新のLTSバージョンをインストール・使用する
安定したアプリケーション開発のためには、LTSバージョンの利用が推奨されています。nvm
を使えば、簡単に最新のLTSバージョンを導入できます。
手順
(1) (任意) 利用可能なLTSバージョンを確認する
nvm
が認識しているLTSバージョンにはどのようなものがあるか、また、どれが最新のLTSとして扱われるかを確認できます。必須ではありませんが、実行しておくと状況を把握しやすくなります。
nvm ls-remote --lts
(2) 最新のLTSバージョンをインストールする
以下のコマンドを実行すると、nvm
が利用可能な最新のLTSバージョンを探してダウンロードし、インストールしてくれます。
nvm install --lts
(このコマンドは nvm install lts/*
という指定方法とほぼ同じ意味になります)
多くの場合、インストールが完了すると、現在のターミナルセッションでは自動的に新しくインストールされたLTSバージョンが使われるようになります。
(3) 最新のLTSバージョンを使用する
もし手順(2)で自動的にバージョンが切り替わらなかった場合や、既にインストール済みの最新LTSバージョンに手動で切り替えたい場合は、以下のコマンドを実行します。
nvm use --lts
(これも nvm use lts/*
とほぼ同じ意味です)
(4) (任意) デフォルトバージョンとして設定する
新しいターミナルを開いたときに、毎回自動で最新のLTSバージョンが使われるようにしたい場合は、以下のコマンドでデフォルト設定を行います。
nvm alias default lts/*
(特定のバージョン番号を指定して nvm alias default v22.2.0
のように設定することも可能です)
(5) 最後に確認
念のため、もう一度バージョン確認コマンドを実行して、目的のLTSバージョンに切り替わっているか確認しましょう。
node -v
これで、最新のLTSバージョンが表示されれば成功です!
おわりに
今回は、nvm
を使ってNode.jsのバージョンを確認し、最新のLTSバージョンに切り替える基本的な手順をご紹介しました。nvm
を活用して、プロジェクトごとに適切なNode.jsバージョンを使い分け、快適な開発環境を維持してくださいね。
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