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AWS Certified MLA 合格体験記

2024/10/06に公開

はじめに

AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate(MLA) に合格しました!と二番煎じにもならない記事ですが、自分の勉強の記録を残しておこうと思います。

私は2023-2024とAPN All Certified Engineer(いわゆる12冠,13冠)を受賞しております。先日リリースされたDeveloper Associateも取得しております。
業務としては、SIerにて金融のお客様や事業会社のお客様へ向けて、新規導入のインフラ(AWS)環境の設計・構築を行なっております。一部社内のCoEの仕事もやっていたりします。

そんな私ですが、今回追加されたMLAAIFは少なくともベータ版の時点では受けるつもりがあまりありませんでした。
その理由としては、前述したとおり業務に一才関わらないこと、自分自身の環境の変化で勉強する時間が確保できなさそうだったからです。おそらく多くの認定試験受験者は同じような考え方なのかなと思います。ですが、ふとしたきっかけで今回ベータ版を受験し、無事合格することができたので、その経験を残しておこうと思った次第です。

AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate(MLA)

2024年8月27日からベータ試験の提供が開始された、Machine Learningに関する新しいAWS認定試験です。現在はベータ版のため、通常よりも試験数が多く試験時間が長い代わりに、多少お安く受験することができます。このベータ期間中に試験内容の妥当性などがチェックされ、正式版となる際に再度問題が整理されると思います。

実はAWS認定試験にはもう一つMachine Learning Speciality(MLS)と呼ばれるML関連の試験があり、そこと一部重複しているものではありますが、試験ガイド的にはターゲットが異なるようです。MLSの方がよりML全般に関わる人(ML担当のマネージャー?)向け、MLAの方がロールベースのMLエンジニア(ML担当者?)スキルに重点を置いているそうです。

試験期間や料金などは公式のページをご参照ください。

勉強方法

この記事を読んでいる方はさっさと勉強方法を教えろ、と思われているかと思いますので、ここから本題に入ります。

試験ガイドを読む

どの試験にも言えますが、まずは試験ガイドを熟読してください。その中に必ずヒントが隠されています。

どんなヒントかというと、どのAWSサービスが対象となっているのか です。
これを理解しないで勉強をしても非効率です。もちろん範囲を超えて勉強するのが実務にもつながる一番いい方法ではありますが、目的や動機は人それぞれなので、資格取得を目指したい方は必ず読んでください。
サービス単位ではなく、機能単位でも記載があったり、MLに関して言えば、ML自体の手法や言葉が出てきているかと思います。ここに出てくる単語をすべて理解できているのであれば、ほぼ合格したも同然です。そんな人は稀かと思いますので、以降の勉強を進めましょう。

Skill Builderを使う

AWSは学習コンテンツを多数提供してくれています。そのサイトがAWS Skill Builderです。
大量に無料コンテンツが出ているので、ぜひこちらは普段から利用するのが良いと思います。

この中にすでに日本語でのMLA向けのコンテンツが存在しており、動画と小問形式で学習を進めることができます。一部はMLSとなっていますが、MLに関する部分は同じですので共通して実施するのが良いかと思います。

https://explore.skillbuilder.aws/learn/course/629/play/34871/exam-readiness-aws-certified-machine-learning-specialty-japanese

また、MLA向けの公式模擬問題集もありますので、こちらもぜひ実施してください。

https://explore.skillbuilder.aws/learn/course/18145/play/97255/aws-certified-data-engineer-associate-official-practice-question-set-dea-c01-japanese

ググる

上記の対応をしても機械学習についてはさっぱりな部分が多いかと思います。
その時はコンテンツを進めながら横でググって言葉を理解するようにしましょう。問題文の中や選択肢すべてに至るまで、わからないものはすべてググったことはある状態にするのが良いと思います。

受験した感想

上記の勉強をおよそ2週間、1日あたり平均1.5〜2時間ほど進めた結果、無事合格することができました。

当初の想定よりも、MLに関するパイプライン関連の設問が多かったような印象です。SageMakerやGlueなどMLには欠かせないサービスについては、各個別の機能群までしっかりと理解してユースケースを押さえておきましょう。機械学習自体の設問もちらほらあり、知っていれば解けるものもありますので、確実に取れるようにしておきたいですね。

正直Associateにしては難しかったのかなという印象ですが、一度でもSageMakerを触ったことがある人であれば簡単に感じるのかもなと思いました。

ぜひ今後受験される方は、ここまでを参考にして合格を目指してください!!

あとがき(受験の動機)

さて、冒頭で書いた通り、少なくともこの時期にベータ版で受けるとは全く予定してませんでした。
なのになぜ、この時期に受験したのかというと、とある方から「今度コミュニティで資格取得をテーマに勉強会するから合格して登壇してもらえませんか?」という無茶振りをいただいたからです!

きっかけがないと人は動きませんし、どうせ取るなら無理矢理にでも動かしてくれる動機があった方が良いなと思い乗っかりました。
よくコミュニティ界隈では「締切ドリブン」と呼ばれる自分を追い込む方法が話題になりますが、資格取得も同じかなと思います。All Certicicationを目指す時も3月末までにあと3つ、、、と思いながら勉強していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。笑
資格を持ってるから何かが変わるかといえばそうではないですが、少なくとも昨日の自分よりはMLに関する知識が増えたと感じているので、そういった一つ一つの積み重ねがこの先のちょっとした糧になっていると信じて、今後も頑張っていこうと思っている次第です。ポエムっぽくなったので終わります。

宣伝

あとがきにも書いた通り、この資格取得の話をとある勉強会でしゃべる予定ですので、ぜひご参加ください!
イベントページが公開されたらリンクを貼りますm(_ _)m

2024/9/14追記

以下のイベントでAWS認定試験取得のコツと合わせて登壇します!お時間ある方はオンラインもあるのでぜひ!
https://fin-jaws.connpass.com/event/330613/

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