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生成AI(ChatGPT4o mini)を使ってフロントエンドを作って見えた問題点3選

2024/09/11に公開

記事の概要

最近、生成AIがよく話題に上がります。そこで、私も生成AIを活用してフロントエンドの開発に挑戦してみました。具体的には、ゲームのガチャをシミュレートするサイトを作成してみたのですが、その過程でいくつかの問題が見えてきました。以下に、その問題点を3つ紹介します。

問題点

  1. データ処理の漏れ
    生成AIに100行程度のデータを処理させたところ、漏れが発生しました。GPT曰く、AIの処理能力には限界があり、大量のデータを一度に処理すると、意図した通りの結果が得られないことがあるのとことです。そのため、この部分はAIに依頼できず、自分でデータを処理する必要がありました。

  2. スクリプト行数の制約
    生成AIに1000行程度のスクリプトを与えて修正してもらおうとすると、処理ができなくなることがわかりました。GPT曰く、AIの処理能力には制限があり、長大なスクリプトや複雑な指示を与えると、その処理が困難になる場合があるのとことです。そのため、開発が進むごとに全体を見直すのは難しくなりました。

  3. 指示作成のコスト
    望む結果を得るためには、適切な指示を考える必要がありますが、このプロセスにはかなりのコストがかかります。AIが期待通りに動作するようにするには、指示内容を練り直したり、試行錯誤を繰り返す必要があります。そのため、自分でやったほうが早いこともありました。

良い点

上記の問題点以外にも、指示後に得られるランダムなデザインの中には使用できないものもありましたが、同じ指示を与え続けることでランダムなデザインを得ることができる点は魅力的でした。デザインが得意でない私でも、自分が気に入るものが出るまで回せば良いため、非常に便利でした。

fin

今回の開発では、序盤にサイト全体を作ってもらったところで、一番役に立ってくれたと感じています。
今後も他の生成AIを含め、自分の作業を肩代わりできそうな部分で活用していきたいと思います。

以下は、サイト全体を作ってもらうときに使用したプロンプトです。

以下の要素を盛り込んだHTMLを出力して

・タイトル:傀異錬成評価ツール
・プルダウンは、クリックしたら選択肢が表示される
・+スキルのプルダウンは4つ存在し、それぞれスキルを選択できる
 一つ選択すると、次が表示される
・ースキルのプルダウンは4つ存在し、それぞれスキルを選択できる
 一つ選択すると、次が表示される
・+スロットのプルダウンは1つ存在し、1〜12まで選択できる
・ゲームっぽいデザイン
・評価ボタンを押すと、計算結果から評価が出力される

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