自己流の論文のサーベイ手法5step
Goal
関連研究の節におけるまとまった量の文章がかけている状態
5Steps
(step0として,そもそもサーベイするにはでかすぎるアイデアの可能性もあるので,見通しがつくぐらいに,考えを分解しておく)
step1_サーベイするスコープの明確化
①具体的にどのようなことをサーベイできれば自説がサポートされるのかを言語化する.
観点としては,研究目的,方法論,データ
②どの程度の量がサーベイできればいいのかを個数で決める
10個,20個?
step2_シードとなる論文の決定
①シードとなる論文の決定
①-(i) 自身の参加する会議や論文誌でキーワード検索
①-(ii) 分野で詳しい人に聞く
③-(iii) キーワード検索
②シードとなる論文の読み込み
その分野の基本的なイメージややっていることを固めるためにシードになる論文は読み込んでおく
step3_論文リスト作成
シード論文から芋づる式で論文リストを作る
論文のリストはtitle,発行年,引用件数をいれる
titleやabstractからやっていることのイメージが大きくはずれていないものをとにかくリスト化する,内容は深入りしない,こだわらない
以下を各論文に対して再帰的に行う.目安としては,サーベイ目標数の3~5倍の量をリストにする.
(無限に増えていってしまうので,一旦,引用件数などで足切りする)
③-(i) 現論文 => 過去論文
その論文が引用していて,スコープにはいってくるやつをリストに加える
SEMANTIC SCHOLARのreferences部分が使える
③-(ii) 現論文 => 未来論文
その論文を引用していて,スコープにはいってくるやつをリストに加える
SEMANTIC SCHOLARのcitations部分が使える
③-(iii) 現論文 => 周辺論文
その論文と近い論文で,スコープにはいってくるやつをリストに加える
connected papersが使える.
step4_各論文の一言まとめをつくる
- 論文リストの上から,AbstractやFigureなんかをみて,一言まとめを作っていく.
- 内容の理解のために,LLMなどを有効に活用する.(手段が目的化しないように注意)
- 作った論文リストの全部をやるにはでかすぎるので,被引用件数や会議などでセレクションする
How to read a paperが参考になる(step1~2ぐらいまでやるイメージ)
step5_当該分野の流れや構造を文章化する.
一言まとめをぼんやりみていると,おそらくその研究分野の流れや構造が見えるはずなので,それを言語化する.(構造や流れが見えなければ,さらにstep4をもうちょっとやる,各論文の理解度を増やす.)
Discussion