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WebKitにはじめてPRを送った場合に、(多分)起こること

2024/04/20に公開

基本的にはContributing Codeに従えば良いです。ただ、レビューが開始されるまで正しい方法だったのか不安に思っていました。ここでは、これからはじめてPRを送る人の参考のために、WebKit/WebKit#24203を例にして、やったことを時系列でメモしようと思います。

修正したい内容をバグレポートする

bugs.webkit.orgにすでにレポートされていないか検索します。登録がなければ、バグレポートを書きます。次のバグレポートを登録しました。Descriptionの表現を変えたかったのですが、変更不能のように思います。
https://bugs.webkit.org/show_bug.cgi?id=269134

PRを送る

githubにPRを送ります。WebKitのPRは専用スクリプト(git-webkit)を使います。Contributing Codeからgit-webkitの設定方法については、説明があります。次のPRを作りました。
https://github.com/WebKit/WebKit/pull/24203

PRはgit-webkitが作ります。すると自動的にCIが走ります。次のようなメールもgithubから届くはずです。

Starting EWS tests for 695c1b9. Live statuses available at the PR page, #24203

CIは成功する必要があると思います。実はこれ以降は、レビュアーが付くまで何もする必要はありません。(レビュアーが付くためには、バグレポートで適切なカテゴリを選択しておく必要があるとは思います)

待っている間に起こること

bugzilla-daemon@webkit.orgからときどきメールが届きます。

誰かがCCリストに2つのメールアドレスを登録してくれたようです(CCって、多分購読状態になったようなことでしょうか?)。

次の2つのメールはRadarの登録に関係した通知でしょうか?Radarは多分、アクセスできないのでよくわかりません。2/10にPRを送っていて、ここまで進むのに1週間かかっています。


github上でレビュアーが付き、レビューが開始されます。内容が内容だけに、レビューは一瞬で終わります。バグレポートのほうはステータスが更新され、マージされてPRのリンクのコメントが追加されました。これは4/16のことです。PRを送ったのは2/10なので、2ヶ月以上かかっています。

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