WebKitにはじめてPRを送った場合に、(多分)起こること
基本的にはContributing Codeに従えば良いです。ただ、レビューが開始されるまで正しい方法だったのか不安に思っていました。ここでは、これからはじめてPRを送る人の参考のために、WebKit/WebKit#24203を例にして、やったことを時系列でメモしようと思います。
修正したい内容をバグレポートする
bugs.webkit.orgにすでにレポートされていないか検索します。登録がなければ、バグレポートを書きます。次のバグレポートを登録しました。Descriptionの表現を変えたかったのですが、変更不能のように思います。
PRを送る
githubにPRを送ります。WebKitのPRは専用スクリプト(git-webkit
)を使います。Contributing Codeからgit-webkit
の設定方法については、説明があります。次のPRを作りました。
PRはgit-webkit
が作ります。すると自動的にCIが走ります。次のようなメールもgithubから届くはずです。
Starting EWS tests for 695c1b9. Live statuses available at the PR page, #24203
CIは成功する必要があると思います。実はこれ以降は、レビュアーが付くまで何もする必要はありません。(レビュアーが付くためには、バグレポートで適切なカテゴリを選択しておく必要があるとは思います)
待っている間に起こること
bugzilla-daemon@webkit.org
からときどきメールが届きます。
誰かがCCリストに2つのメールアドレスを登録してくれたようです(CCって、多分購読状態になったようなことでしょうか?)。
次の2つのメールはRadarの登録に関係した通知でしょうか?Radarは多分、アクセスできないのでよくわかりません。2/10にPRを送っていて、ここまで進むのに1週間かかっています。
github上でレビュアーが付き、レビューが開始されます。内容が内容だけに、レビューは一瞬で終わります。バグレポートのほうはステータスが更新され、マージされてPRのリンクのコメントが追加されました。これは4/16のことです。PRを送ったのは2/10なので、2ヶ月以上かかっています。
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