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ログバケットの保持期間を変更する
Cloud Loggingの_Defaultバケットの保持期間を延長する
はじめに
Cloud Loggingの_Defaultバケットはデフォルトで30日間のログしか保持しないため、31日ある月はログを遡ることができません。この問題を解決するために、保持期間を延長する方法をご紹介します。
変更に必要な権限
保持期間を延長するには、IAMで以下のロールを付与する必要があります。
- ログ構成書き込み (roles/logging.configWriter)
料金
_Defaultバケットの保持期間が30日以内であれば、ログの保持費用は無料となります。30日を超えた場合は、以下の式で課金されます。
料金 = ログ生成量 (GiB) x 保持期間 (日数) x 単価 ($0.01/GiB/日)
ログ生成量が少ない場合は、微々たる料金となりますので、保持期間を延長しておくことをおすすめします。
変更方法
画面操作
- ロギング > ログストレージ に移動します。
- 編集したいバケット (_Default) を選択します。
- 「保持期間の設定」に60を入力します。
- 「バケットを更新」をクリックして変更を保存します。
CLIコマンド
gcloud logging buckets update _Default --retention-period 60d
上記のコマンドを実行すると、_Defaultバケットの保持期間が60日間に変更されます。
注意事項
- 保持期間を延長すると、ログの保持費用が発生します。
- バケット内のログが保持期間を超えると、自動的に削除されます。
- 保持期間は、1日単位で設定できます。
まとめ
Cloud Loggingの_Defaultバケットの保持期間を延長することで、31日間のログを遡ることが可能になります。変更は画面操作またはCLIコマンドで行うことができます。ログの保持費用が発生しますが、微々たる金額なので、延長しておくことをおすすめします。
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