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CMLでArista vEOSを利用する

2023/07/29に公開

はじめに

CML(isco Modeling Lab)は、Cisco社が提供しているネットワークシュミレーターです。
ハイパーバイザーとしてKVMが使用されているため、Ciscoのノード以外もqemu形式の仮想マシンファイルを読み込むことでCML上で利用できます。
今回は、Arista vEOSをCMLに登録して利用します。

環境

  • CML 2.5.1+build.10

1. イメージファイルの入手

vEOSのイメージファイルを入手するには、Aristaのアカウントを作成する必要があります。
以下のサイトからアカウント登録します。
https://www.arista.com/en/user-registration

アカウント作成後、以下のサイトからイメージファイルをダウンロードします。
https://www.arista.com/en/

  • "Support" → "Software Download" を選択
  • "vEOS-lab" から目的のバージョンのqcow2ファイルをダウンロードします。
    今回はバージョン4.30.1Fをダウンロードします。

2. ノードの定義

  1. "Tools" → "Node and Image Definition" → "NODE DEFINITIONS"→ "ADD" を選択
  2. 今回は以下のパラメータでノードを定義します。入力後、画面下部の "CREATE" を選択
  • General
    • ID : veos
    • Nature : switch

  • User Interface
    • Visible : オン
    • Prefix : veos- ※ラボ内で複数ノードを作成すると、veos-0、veos-1とノード名が付与
    • Icon : switch
    • Label : Arista vEOS

  • Linux Native Simulation
    • Domain Driver : KVM
    • Simulation Driver : server
    • Disk Driver : VirtIO
    • Memory : 2048
    • CPUs : 2
    • CPU Limit : 100
    • Network Driver : VirtIO

  • Interfaces
    • Has a Loopback Interface : オン
    • Loopback name : Loopback0
    • Number of serial ports : 2
    • Default Number of physical interfaces : 13
    • Interface :
      • Interface0:Management1 ※Interface0は管理用(Management1)として利用されます
      • Interface1~12:eth1~12

  • Boot
    • Timeout : 480
    • BOOT LINE : localhost login: ※ "+ADD BOOT LINE" を選択後に入力

3. イメージの定義

  1. "Tools" → "Node and Image Definition" → "IMAGE DEFINITIONS"→ "MANAGE" を選択
  2. "Upload New Image File" でダウンロードしたイメージファイルを選択して、"UPLOAD IMAGE" を選択
  3. "CREATE NEW IMAGE DEFINITION" を選択

  1. 今回は以下のパラメータでイメージを定義します。入力後、画面下部の "CREATE IMAGE DEFINITION" を選択
  • General
    • ID : veos-4.30.1f
    • Label : Arista vEOS 4.30.1F
    • Disk Image : アップロードしたイメージファイルを選択
    • Node Definition : Arista vEOS

4. 動作確認

登録したノードが正常に起動すること、および隣接機器へのping疎通ができることを確認しました。

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