Firebase Analyticsのアナリティクスデータに開発機からのイベントが反映されないようにする
開発機(Android実機、Androidエミュレーター)から操作したイベントデータがFirebase Analyticsに記録されてしまうと、一般ユーザーのイベントと開発者のイベントが入り混じってしまい、分析しづらくなってしまいます。
そこで、 Firebase Analytics のデバッグモードを実機、エミュレーター上で有効にしておくことで、アナリティクスデータに反映されないようにできます。
デバッグモードは以下のようなコマンドをターミナルから実行することで有効になります。
adb shell setprop debug.firebase.analytics.app <package_name>
注: テストおよび開発の影響が測定結果におよぶことを防ぐため、デバッグモードで記録されたイベントはアナリティクス データ全体から除外され、毎日の BigQuery のエクスポートには含まれません。
https://firebase.google.com/docs/analytics/debugview?hl=ja#android
なお、デバッグモードはFirebase Analyticsコンソール上のDebugViewでリアルタイムに送信されたイベントデータを見るための機能であり、Firebase Analyticsにイベント自体は送信されます。
注意事項として、公式サイトには この動作は次のコマンドを実行してデバッグモードを明示的に無効にするまで継続します。
と記載されていますが、いくつか設定がリセットされてしまうケースがあります。
- Android OS の再起動を行う
- エミュレーターのCold bootを行う
上記操作を行った際に都度コマンドを打ち込むのは手間ですし、何よりコマンドを打たなければいけないことを忘れてしまいます。
よって、IDEに以下のような設定をすることでアプリ実行時毎にコマンドを自動実行するように設定すると良いです。
AndroidStudioにデバッグモード有効化設定を入れる
- 画面上部から Edit Configurations... を選んでください。
- Before launch の + ボタンを押し、Run External Tool を選んでください。
3. External Tools の +ボタンを押し、Edit Toolでスクリーンショットの通りに入力してください。Nameは好きな名前で良いです。
以上で設定は完了です。
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