ClaudeのMCP(Model Context Protocol)をMacで触ってみた
TL;DR
Model Context Protocol (MCP)を使用してMac上でBrave SearchとFilesystemに接続する方法を紹介します。
MCPはAIアシスタントとデータソースを簡単に接続できる新しいプロトコルで、Brave SearchやMacのファイルシステムとの連携が可能になります。
私たちの研究室(NISLab)
アドベントカレンダー 1日目~
Model Context Protocolとは
Model Context Protocol (MCP)は、Anthropicが2024年11月25日に発表した新しいオープンスタンダードです。このプロトコルは、AIアシスタントと様々なデータソースを簡単に接続することを可能にします。MCPを使用することで、AIシステムは必要なデータにアクセスしやすくなり、より関連性の高い応答を生成できるようになります。
MacでMCPを使用するための準備
MCPを使用するには、以下の手順を実行します:
- Claude Desktop アプリケーションをMacにインストールします。
2. Brave APIにログインします
-
「API Keys」タグを押します
-
「Subscriptions」を押します
-
Freeを選択します
-
登録が完了すると次のようになります
-
もう一度「API Keys」タグを押します
-
「Add API key」を押します
-
Nameを入力し、「Add」を押します
-
作成されたAPIキーをコピーしておきます
-
Claude Desktopアプリケーションを開きメニューバーの「Claude」>「Settings」にアクセスします
-
Developer > Edit Configを押します
-
Finderが開くのでclaude_desktop_config.jsonを開きます
-
ファイルの中身を一旦削除し、以下のように書き換えます
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/<username>/Desktop"
]
},
"brave-search": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-brave-search"
],
"env": {
"BRAVE_API_KEY": "YOUR_BRAVE_API_KEY" //ここに先ほどコピーしたAPIキーを貼り付けます
}
}
}
}
-
保存して、Claude Desktopアプリケーションを再起動します
-
再起動するとチャット欄の右下に金槌と11の数字が表示されます(これでMCPが有効になりました)
-
チャット欄に「brave search」や「filesystem」などのキーワードを入力して、MCPを使用してBrave SearchやMacのファイルシステムにアクセスできることを確認します
Demo
実際に試してみました。
Desktopにファイルが作成され、開くと以下のようなCSVファイルが作成されていました。
最後に
Claudeのmcpにはまだまだ、機能が沢山あるので、興味があれば以下のリンクを参照してください。
参考文献
Discussion