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麻雀の点数計算が速くなるツールを作る
モチベーション
麻雀初心者が最初にぶつかる難関の一つである点数計算。リアル麻雀では素早く点数を報告できるとスムーズに局が進みますし、ネット麻雀では点数計算をシステムが自動でやってくれるとはいえ、条件確認などの場面では 「この手を上がると何点?」 を分かっていることが大事です。
そこで、麻雀の点数計算が素早くできるツールを作りたいと思いました。
何が問題?
符と役を数えて点数表を見れば誰でも点数計算はできますが、それを頭の中で即座に行うのは簡単ではありません。
一体何が難しいのでしょうか。私は以下の2点だと思います。
- 覚えることが多い
点数表をすべて覚えて即座に思い出せるようにすることは、不可能ではないかもしれませんが難しいです。 - 符や役は急に変わる
実際の対局では、和了のタイミングで高目や一発裏ドラなどの役がついたり、亜リャンメンのどちらで和了るかで点パネするか否かが変わったりします。点数表を覚えて当てはめるというやり方では対処が難しい場面があるのです。
解決策
- 思い出せるべきこととそうでないことを分ける
真に私たちに必要なものは「覚えていること」よりも 「思い出せること」 です。 すぐに思い出せるようにしておくべきことと、それ以外を分けましょう。 - 点数の変わり方を覚える
ある符・役の組み合わせに対して、「点パネしたら何点」「裏ドラが乗ったら何点」と仮定して点数がどのように変わるのかを覚えておきましょう。
作ったもの
ソースコードです。Svelte
とSkeleton
で作りました。
使い方
原則として、「ボタンを押したら何点に変わるか」を予想してからボタンを押します。
以下は一瞬で思い出せるように練習しましょう。暗記です。一切の逡巡なく唱えられるようにしましょう。
- 20符2飜ツモ→子400-700、親700オール
「ピンフツモ」の点数です。 - 30符1飜ツモ→子300-500、親500オール
「喰いタンのみ」や「役牌のみ」の点数です。 - 30符1飜ロン→子1000、親1500
「喰いタンのみ」や「役牌のみ」の出アガリ版です。「ピンフロン」もこのパターンです。 - 40符1飜ロン→子1300、親2000
「リーチのみ」の点数です。 - 25符2飜ロン→子1600、親2400
「七対子ロン」の点数です。 - 25符3飜ツモ→子800-1600、親1600オール
「七対子ツモ」の点数です。
その後、実際に画面を操作しながら、点パネや飜数アップ時の点数の変化を覚えていきましょう。
例えば、点パネなら1000→1300→1600→2000→2300→2600...
飜数アップなら1000→2000→3900→7700(8000)...
といった具合です。
いかがでしたか?
気づけばあなたは点数計算マスターになっていることでしょう。多分。
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