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目標設定 - 定量的な目標の落とし穴
雑感
目標設定の際に定量的・定性的な目標にしましょうと言われたことがある人は多いと思う。
私も言われてきた側だ。
ただ、今思うと定量的な目標は割と落とし穴が多いと感じる。
戒めや他の型のフィードバックの際に意識しておいたほうが良いと感じたものをざっと書き出してみる。
根拠のない数字になっている
定量化した際、下記のような目標が出来上がると思う。
- ~~を10件達成。
- ~~を20%削減。
など。
上記のような数字をどのように決定したのか考えてみると、割と何かしらのバイアスがかかってしまっている場合が多い。
何をもとに算出したものなのか、定量化する場合は数字に意味を持たせるようにしないといけない。
定量化した目標を達成できた場合、どのような状態になるのか
本来、目標はなりたい姿などを元に立てると思う。
ただ、定量化することを意識するがあまり、数をこなすこと・数字を達成することが目的となってしまいがち。
この数字を達成出来たらどのようになるのか意識が軽薄になってしまうことがある。
目標が達成できなかった場合、全てダメなのか
定量化することでボーダーが決まってしまう。
そうすると目標数字を達成できなかった場合、見え方として目標達成できなかったと評価されてしまう。
必ずその過程があり、本来評価されるべきものが埋もれてしまう可能性がある。
このようなリスクもあり、2つ目に記載したなりたい姿よりも自身が達成できる範囲の数字に置きがちになる。
数字は誰でもコメントがしやすい
自身の働きぶりを見てくれている方が評価してくれるのであれば問題ないが、そうでない方が評価する場合は要注意。
数字は目につきやすいので、本来フォーカスしたい事柄よりも数字に対して指摘が集まってしまうケースが多々ある。
まとめ
前提で記載した通り、定量的目標は大事なものである。
しかし、ケースバイケース・注意が必要であることも理解したうえで定量的な目標設定をしていくことがいいのかもしれない。
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