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生成AIが普及してきたからこそ思うこと

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はじめに

ここ1〜2年で、生成AIの進化と普及は驚異的でした。ChatGPTやCopilotをはじめとするツールたちが登場し、「AIを使うのが当たり前」の時代がすでに始まっています。私自身も日常的に生成AIを使う中で、ふと「これって本当にすごいことだな」と思う瞬間が増えてきました。

今回は、そんな生成AI時代を生きる中で感じていることを、いくつか書き留めておこうと思います。

「やったほうがいいけど、時間がない」を突破できるようになった

技術的に「これはやったほうがいい」と頭では分かっているのに、面倒くささや時間のなさを理由に後回しにしてしまう——そんな経験は誰にでもあると思います。
でも今は、「とりあえず生成AIに書かせてみるか」という発想が当たり前になりました。

「この程度なら生成AIでもできるだろう」と割り切って試してみると、思っていたよりずっと良い出力が得られたりする。たとえ完璧でなくても、ベースになるものがすぐ手に入るだけで精神的なハードルがグッと下がります。

おかげで、「やりたいけど面倒だな…」と思っていたことが、本当に少なくなってきました。むしろ「ちょっと試してみようかな」という前向きな気持ちになれる機会が増えています。

ネガティブ思考の量が減った

生成AIは、とにかくポジティブで、しかもこちらの気持ちを害するような言い方をしてきません。どれだけ素人っぽい質問を投げかけても、「そんなのも知らないの?」という雰囲気は一切なし。むしろ「いい質問ですね」と褒めてくることすらあります。

こうしたコミュニケーションに触れていると、不思議と物事をネガティブに捉える機会が減っていくのを感じます。人と話すときの心の準備や、防御的な構えが少しずつ緩んでいくような感覚です。

「元から手を動かしまくってる人」への尊敬が増した

とはいえ、生成AIが生まれる前から、手を動かしていた人たちがいます。
コードを書くのが早くて正確で、しかも試行錯誤をいとわない——そういう人たちを見ると、改めて「この人たちはどこからそのエネルギーが湧いてきていたんだろう」と思わずにいられません。

生成AIがある今でも、「ゼロから自分でやる力」はやっぱり価値があると感じますし、その努力を積み重ねてきた人たちには素直にリスペクトを送りたくなります。

おわりに

生成AIが普及してきたことで、行動へのハードルが劇的に下がり、考え方や感情面にも良い影響が出ていると実感しています。もちろん万能ではありませんが、うまく付き合うことで日々の仕事や学びの質を底上げできる存在です。

「ちょっと試してみるか」が「やってみてよかった」に変わる体験は、これからもきっと増えていく気がします。

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