FFmpeg を同梱した VS Code 1.71 はどのくらいディスク使用量が増えるのか
VS Code が FFmpeg の共有ライブラリを同梱したことでどのくらいディスク使用量を増やすことになるのか興味がでたので調べた。
VS Code 1.71 からは FFmpeg を VS Code として同梱している。
The FFmpeg shared library that ships as part of the VS Code
これによって様々な音声や動画を VS Code で再生できるようになったそうだ。
FFmpeg は機能がたくさんあるライブラリだということは知っていて、そのためにライブラリのサイズも大きいと思っていたので、同梱するという決定に驚いた。そこで一つ前のバージョン 1.70 と比べてどのくらい使用するディスク使用量が増加したのか調べた。
VS Code の過去のバージョンは https://code.visualstudio.com/docs/supporting/faq#_previous-release-versions の命名規則にのっとって配置されているようだ。私が macOS を使っているので、ここでは macOS 向けの https://update.code.visualstudio.com/{version}/darwin/stable
を使って調べることにした。
# 1.71.0
mkdir -p /tmp/vscodes/1.71.0
cd /tmp/vscodes/1.71.0
curl -OL https://update.code.visualstudio.com/1.71.0/darwin/stable
unzip stable
rm stable
# 1.70.0
mkdir -p /tmp/vscodes/1.70.0
cd /tmp/vscodes/1.70.0
curl -OL https://update.code.visualstudio.com/1.70.0/darwin/stable
unzip stable
rm stable
/tmp/vscodes
に 1.70.0
と 1.71.0
が作成できたので、容量を比較する。
du -sh /tmp/vscodes/1.70.0 /tmp/vscodes/1.71.0
298M /tmp/vscodes/1.70.0
299M /tmp/vscodes/1.71.0
ダウンロード時点では 1 MB 程度しか差がないようだ。およそ 300 MB の 1 % である 3 MB にも満たない差だ。
FFmpeg の同梱によって、VS Code の容量は 1 MB 程度の変化しかないという、私の直感とは異なる結果になった。VS Code 起動時に追加で必要なファイルをダウンロードしてきているとか、容量の調べ方がよくない可能性もあるが、ひとまずの結論。
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