GitHub Copilot Proに全部賭けろ
2025.04.04、VSCode 1.99.0から、 MS謹製のGitHub CopilotにAgent Modeが実装されました。
利用方法
- VSCodeを更新 ( v.1.99.0~ )
- 拡張機能を更新 ( 拡張機能一覧で、
GitHub Copilot
などと検索 )- 設定を更新 ( settings >
chat.agent.enabled:true
)- (Optional) Copilot Pro (Pro+) へ課金: Ref.
API制限は、現時点で以下の通りです。
- Free: 最大2,000のコード補完と、最大50のチャットまたはプレミアムリクエスト
- Pro/Pro+: ほぼUnlimited (AgentModeで制限される事例有, 以下のスレッドで議論中)
以下の制限は5月5日から始まります
- Pro:300 / Pro+:1500 [req/month] : Cursor Pro planの3/5倍です。 Ref
Claude3.7はPro/Pro+, GPT-4.5は Pro+のみ
価格は Pro:10, Pro+:39 [$/month] と、Cursor Pro planの半分です。
完成度は、カーソルホバー時のHotkey ToolTip表示など、細かい点で競合と比較して、完成度が高い印象です。
カスタマイズ性は、Settingsから細かい設定ができます。Custom InstructionやMCPも追加できます。
MCPの追加方法:
Use MCP servers in VS Code (Preview)
コード品質は、Cline/Rooより上位、Cursorとほぼ同等という印象です。
不満点は、Copilotにもいくつかのクリティカルなバグ(仕様?)があります。
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チャット内容を編集して再送信できず、一度xボタンで削除してからコピーして再送信する必要がある
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リモートやWSLではチャット履歴が保存されない、など。
=> 暫定的解決策
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GitHub Copilot Pro で Claude 3.7 Sonnet モデルを使用する場合、標準機能として画像入力には対応していません。ただし、Askモードでは入力可能で、または「Vision for Copilot Preview」 という VSCode 拡張機能を導入することで、画像入力を可能にすることができます。
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メッセージ削除(Restore)後、不要なタブが開きっぱなしで残ってしまう。
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MemoryBank, Boomelangなどのような公式によるTipsがまだない
一方、CursorはYOLOモードでも確認が多すぎることや、いくつかのバグとIDEとしての動作の遅さを疑問視しており、そこを解消される布石となる可能性はあります。
結論として、価格半分で、Cursorに匹敵するコード品質を得られる点、コスパのいい新しい選択肢という印象です。Cursorの優勢点としては、Shadow Workspaceなどが残るくらいでしょうか。
冗長設計を排する設計思想なのか、チャット履歴やCheckpointがUI Stateにしか残らない点は注意です。チャット内Search機能 Refや、Error Detection & Fixes周りのUXやLock File機能を追加するなど、よりSafetyな機能を強化されること期待しています。
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