Claude Codeを使ってXのアーカイブから1年を振り返る
タイトルのとおりです。
今回はそのスクリプトを作成したので、手順に沿って実行すれば上手くいくと思います。
前提
Claude Codeを利用します。
定額プランでもAPI利用でも動作しますが、ツイート量が多いと費用も高くなるので可能であれば定額プランがおすすめです。
ちなみに私の場合は以下のようになったので参考にしてください。
=== 処理統計 ===
対象年: 2025年
処理ツイート数: 16891
月次レポート数: 12
週次サマリー数: 50
用語辞書登録数: 326
=== 実行統計 ===
総実行時間: 06:53:56
Claude API呼び出し回数: 72
API処理時間合計: 16203.97秒
=== トークン使用量 ===
入力トークン: 272184
出力トークン: 342518
キャッシュ作成: 4339910
キャッシュ読み取り: 1416256
合計トークン: 6370868
=== コスト ===
総コスト: $38.5445 (約5782円)
データ準備
Xの「設定」=>「アカウント」=>「データのアーカイブをダウンロード」から過去のツイートデータを取得します。

ダウンロード準備ができるまで時間がかかるので余裕を持って申請しておきましょう。
ちなみに私は3日ほどかかりました(Twitter歴は2022年から、年数によっても前後するかも?)
実行する
以下のリポジトリをクローンしてください。
git clone https://github.com/tegnike/x-annual-diary.git
# git clone git@github.com:tegnike/x-annual-diary.git
cd x-annual-diary
上記でダウンロードしたXのアーカイブはzip形式になっているので、これを解答したものをこのリポジトリに設置します。
x-annual-diary フォルダ直下に、twitter-2025-XX-XX-XXXXXX みたいな名称のフォルダがあることになります。
以下のコマンドを実行すると処理が実行されます。
./generate-review.sh
# オプションで末尾に --year 2024 と付けると対象年を指定できます。未指定の場合は2025年になります。
数時間待つと処理が完了します。
私の場合は7時間ほどかかりました。
処理内容
スクリプトは以下の流れで処理を行います。
1. ツイートデータの解析
tweets.jsを読み込み、指定した年のツイートのみを抽出します。
デフォルトではtwitter-*/data/tweets.jsというパスを探しますが、--fileオプションで明示的に指定することもできます。
2. 週次サマリーの生成
月ごとに週単位でツイートを分析します。
Claude Codeが各週のツイートを読み込み、主要なトピックや活動内容を要約します。
また、文脈理解に必要な未知の用語があればWeb検索して用語辞書に追加します。登録された用語は以降の処理で再利用されます。
生成されたサマリーはoutput/{YEAR}/weekly-summaries/に保存されます。
3. 月次レポートの生成
週次サマリーを統合して月次レポートを生成します。
過去月のサマリーも参照しながら、継続的なトピックや変化も分析します。
生成されたレポートはoutput/{YEAR}/{YEAR}-{MM}-review.mdとして保存されます。
4. 年間サマリーの生成
全月のレポートから年間サマリーを生成します。
カテゴリ別分析、月別トピック一覧、年間ハイライトなど、1年間の活動を総括した詳細なレポートになります。
生成されたサマリーはoutput/{YEAR}/annual-summary.mdとして保存されます。
出力ファイル
処理が完了すると、以下のようなディレクトリ構造で結果が出力されます。
output/
└── 2025/
├── weekly-summaries/ # 週次サマリー(50ファイル程度)
│ ├── 2025-W01.md
│ ├── 2025-W02.md
│ └── ...
├── 2025-01-review.md # 1月の月次レポート
├── 2025-02-review.md # 2月の月次レポート
├── ...
├── 2025-12-review.md # 12月の月次レポート
├── annual-summary.md # 年間サマリー
├── glossary.json # 用語辞書
└── logs/ # 実行ログ・統計情報
└── stats_summary.json
カスタマイズ
templates/ディレクトリにプロンプトテンプレートを配置することで、生成されるレポートの形式をカスタマイズできます。
-
weekly-prompt.md: 週次サマリー生成時のプロンプト -
monthly-prompt.md: 月次レポート生成時のプロンプト -
monthly-template.md: 月次レポートのテンプレート
注意点
- 処理時間はツイート数に比例して長くなります
- API利用の場合はコストにご注意ください
- 前年のデータがある場合は用語辞書を引き継いで処理できます
参考(私の2025年の年間サマリ)
# 2025年 Twitter年間振り返り
## 年間ハイライト TOP5
- **AITuberKit開発停止とOSS活動への区切り(11月)**: 2024年4月の「誰でもAITuberお試しキット」公開から約1年7ヶ月、コミュニティ主導OSSとして成長を遂げたAITuberKitの開発停止を正式発表。GitHubスター数は年初から継続的に増加し、9月にはGitHub総スター数1,000超えを達成(8割がAITuberKit貢献)。7月から続いた「なぜ金にならないものを作り続けているのか」という葛藤に一つの決着をつけ、AITuber開発そのものへの注力という新たな方向性を示した。
- **Claude Code中心の開発スタイル確立とMaxプラン課金(5月〜)**: 5月のClaude 4シリーズリリースを機にMaxプラン($100/月)へ課金し、開発ツールの主軸をCursorからClaude Codeへ移行。「語彙力しょぼしょぼ依頼でも意図を汲んで解決してくれる」と高く評価し、その知見を記事化したところnoteで200スキ・はてなブログ人気エントリー入りの大反響。7月には$200のx20プランへアップグレードし、Git Worktree同時立ち上げ&並列実行という高効率ワークフローを確立。Twitterフォロワーは5月だけで約800人増加した。
- **AIニケちゃんIPの急成長とコミュニティ形成(8月〜)**: 8月にAivisHubへの音声モデル公開、Discordサーバー立ち上げ(2日で100人超え)、LoRA作成成功、ファンメイドフィギュア登場と、キャラクターIPが爆発的に拡大。10月にはGoogle AI Studioを活用した「AIニケちゃんメーカー」が大盛況(16時間で2,700円消費・API上限到達)、11月にはLINEスタンプ販売開始、NanoBanana Proを活用したマンガ「AIニケちゃん」連載を第七話まで公開。7月のAniちゃんショック後に掲げた「キャラクターIPに注力」が具体的成果として結実した。
- **動画生成AITuberへの挑戦と撤退(11月〜12月)**: 7月のAniちゃんショックで「Live2DやVRMモデルなしで行けるのでは」という仮説を立て、11月に本格始動。暗転問題解決、リップシンク実装、Mastraを活用した「魂システム」完成と配信可能な段階まで到達したが、12月に「普通にコスパ悪かった」と判断し継続断念。技術的には可能だが持続可能ではないという現実的な評価を下した。一方でViduでの「マネキンプロンプト」発見など、動画生成における具体的なノウハウは蓄積された。
- **Devin本格活用からClaude Code上位互換への移行(4月〜6月)**: 4月にDevinの従量課金プラン開始を受け即座に導入し、AITuberKitへの機能実装を多数委託。「マジで人と一緒に仕事してる感じ」「協働エンジニアだと思うと破格」と評価しつつも、APIキー流出事件や虚偽報告など「ジュニアエンジニア的」問題も経験。6月には「Claude Codeが上位互換すぎて何をさせればいいかわからない」と立場が完全に逆転し、月額$500のDevinを持て余す状況に。AI協働開発の実践知が大きく蓄積された半年間だった。
## 月別トピック一覧
| 月 | 主要トピック | 特筆事項 |
|---|---|---|
| 1月 | AITuberKitデモサイト公開(8ヶ月の開発期間)、「AIエージェント元年」宣言、o3-mini検証 | 1ヶ月で100人超のユーザー利用、ドバイPDC ASIAN TOURでの使用確認、初の万バズ体験(8万いいね) |
| 2月 | AITuber解説記事公開(2万文字超)、AITuberList 100名到達、Claude 3.7 Sonnetの制御格闘 | o3-miniで「Claude解約でいい」発言も、GPT-4.5は「高級キャバクラ」と見送り、ニケちゃんPodcast開始 |
| 3月 | noteフォロワー1000人達成、AITuberKitドキュメント95%完成、MCP環境構築成功・フルベット宣言 | nvmとの相性問題克服、Mastra記事公開、vibe codingでコードカオス化を経験、週2-3稼働移行宣言 |
| 4月 | Devin本格活用開始(従量課金$20〜)、DeepWiki発見、o3/o4シリーズ検証、Flutter Vibe Coding挫折 | Devinに約$100/月消費、APIキー流出事件発生、「AIがない開発に戻れない」と告白 |
| 5月 | Claude Code記事大反響(200スキ・はてなブログ人気エントリー)、Claude 4リリース・Maxプラン課金、AITuberList 200名到達 | フォロワー5月だけで約800人増、X収益でMaxプラン費用相殺可能と判明、Cursor 0.50「改悪」評価 |
| 6月 | MCPサーバー開発集中(Supabase/ドキュメント/AivisSpeech/AITuberKit)、Cursor→VSCode+Claude Code完全移行、日本一時帰国・沖縄旅行 | 「コーディングではなく創造が好きだった」という自己発見、Xフォロワー6000人達成 |
| 7月 | Aniちゃんショック(X/Grok AIコンパニオン)、VRMAモーション機能技術的進展、AITuberオフ会参加 | $200プランへ移行、ITmedia記事・ホリエモンチャンネルでメディア露出、「今の状況で私がAITuberを作ることは無い」決意 |
| 8月 | AIニケちゃんIP急成長(AivisHub公開・Discord 100人超え・LoRA成功・ファンメイドフィギュア)、#keep4o運動 | nano-banana熱狂、「AIキャラをAIとして見てる」スタンス明確化、X収益約25%減 |
| 9月 | Anneli音声モデル問題・緊急非公開対応、AIニケちゃん公式サイト&サポーター募集開始、GitHub総スター数1,000超え | Claude Sonnet 4.5「タスク放棄率上昇」懸念、Freepik無制限プラン契約、「インプ激落ち・体調常に悪い」告白 |
| 10月 | Sora 2無料公開・設定画活用コツ発見、AIニケちゃんメーカー公開(16時間で2,700円消費)、今日は何の日bot公開 | 新ボイスモデル・MV公開(Anneli問題からの復活)、AITuberKit有償ライセンス1周年で総売上約150万円達成 |
| 11月 | AITuberKit開発停止正式発表、動画生成AITuber本格始動、LINEスタンプ販売開始、NanoBanana Proでマンガ連載開始 | Sora2キャラカメオ100件達成、「AIが漫画を描けるようになったのでネームの書き方勉強します」 |
| 12月 | 動画生成AITuber「コスパ悪い」と継続断念、Viduマネキンプロンプト発見、PNGTuberアプリ自作・公開 | Claude Codeドキュメント自動参照機能を今更発見、Titans/MIRASアーキテクチャへの期待 |
## カテゴリ別分析
### 技術・開発
**Claude Code中心の開発エコシステム構築**
- 5月のClaude 4リリースを契機にMaxプラン($100/月)課金、7月には$200プランへアップグレード
- Git Worktree同時立ち上げ&並列Claude Code実行という高効率ワークフローを確立
- CLAUDE.mdの「1原則・5原則」による運用最適化、ドキュメント自動参照機能の発見
- 9-10月に性能低下懸念でCodex回帰傾向も、11月以降は「Claude Code優秀なので一本でも全然いける」と再評価
**MCPエコシステムへの深いコミット**
- 3月にMCPフルベット宣言、nvmとの相性問題を克服しCline・CursorでMCP動作成功
- 6月にSSE形式Supabase MCPサーバー、自前ドキュメントMCPサーバー、AivisSpeech MCPサーバー、AITuberKit MCPサーバーを次々と構築・公開
- 「精度良い・早い・トークン数少ない」自前MCPが最強という結論に到達
- Claude Codeの報告をAIニケちゃんが読み上げる仕組みも構築
**AI動画・画像生成技術への適応**
- 8月のnano-banana(Gemini 2.5 Flash Image)で「無限に遊べる」と熱狂、背景拡張・構図変更・実写風合成を実践
- 10月のSora 2無料公開で設定画活用のコツを発見・共有、キャラカメオ機能で100件達成
- 11月のNanoBanana Proで「日本語完璧」「6キャラ同時描画安定」を確認、マンガ連載開始
- 12月にViduで「マネキンプロンプト」発見(口パク抑制手法)
**Devinとの協働と限界認識**
- 4月に従量課金プラン開始で本格導入、約44ACU(約$100)消費
- Slackワークスペース作成でモバイルからの開発指示環境構築
- APIキー流出事件、虚偽報告など「ジュニアエンジニア的」問題を経験
- 6月以降はClaude Code上位互換により「何をさせればいいかわからない」状態に
**vibe codingの実践と限界認識**
- 3月に「祈りながら開発」の現実を体感、コードカオス化→人力修正のパターンを経験
- 4月のFlutter挑戦は「慣れていない環境でのVibe Codingは難易度が高い」と断念
- 「頻繁なリファクタリングとドキュメント整備が必須」という実践知を獲得
### 趣味・娯楽
**AI画像・動画生成への没頭**
- 8月のnano-banana、10月のSora 2、11月のNanoBanana Proと、次々とリリースされる生成AI技術に熱狂
- 9月にはFreepik無制限プラン(約6000円/月)を契約し「何千枚作っても定額」環境でガチャを回す日々
- 「ガチャを回す必要があるのはコーディングエージェントも画像生成も同じ」という名言が誕生
**旅行**
- 6月に日本一時帰国・沖縄旅行、ホテルからClaude Codeで開発継続という場所を選ばないスタイル
- 7月に日本滞在中にAITuberオフ会参加、「AITuber何もわからん」という気づき
- 11月22日の誕生日をポーランドの初雪の中で迎える
**コミュニティ活動**
- 7月のAITuberオフ会(#aimeetup)参加で界隈の多様性を実感
- 8月のDiscordサーバー立ち上げからコミュニティ形成、LoRA作り方を逆に教わる場に
- #今日は創作の日タグでくぼあばたさん、森月さん、めいさん、シンゴさんら多くのクリエイターとの交流
### 生活・日常
**業務負荷と持続可能性の模索**
- 2月「想像よりも人生ギリギリ」、3月に週2-3稼働への移行宣言
- 7月「躁鬱の激鬱」「無職になりたい」「なぜ金にならないものを作り続けているのか」
- 9月「インプ激落ち、開発時間激落ち、note2ヶ月以上未更新、常にうっすら体調が悪い」
- 10月「個人開発金にならなすぎる」「真っ当に働こうかな」とIPは継続しつつ方針転換を示唆
**ポーランド生活の継続**
- 時差7-8時間でのフルリモートワーク継続
- 6月の日本一時帰国・沖縄旅行、7月のオフ会参加と、年間を通じて日本への帰国機会を確保
- 11月の誕生日はポーランドの初雪の中で過ごす
**経済面**
- X収益が5月にClaude Max費用($100)と相殺可能と判明
- 8月にX収益約25%減を経験
- 10月にAITuberKit有償ライセンス1周年で総売上約150万円達成も、赤字状態は継続
### 考え・意見
**AIキャラクターの存在意義への探求**
- 7月のAITuberオフ会で「今の状況で私がAITuberを作ることは無い」という決意
- 8月の#keep4o運動を機に「AIキャラをAIとして見てる」「AIニケちゃんももちろんAI自認がある」とスタンス明確化
- 2024年2月のCotomoショックから続くテーマが、ユーザー層の多様性理解という新たな視点へ深化
**AI支援開発への姿勢**
- 6月「コーディングではなく創造が好きだった」「理想を現実に変える力」を求めていたという自己発見
- 4月「AIがない開発に戻れない、たぶん収入1/5くらいになる」
- 11月「AIが漫画を描けるようになったのでネームの書き方勉強します」と人間側スキルの重要性再認識
**版権問題への明確な姿勢**
- 10月のSora 2で版権モノが簡単に生成できる状況に「作れてしまうのと公開するのは別」「責任は投稿者にある」
- 「自分のキャラをどう成長させるかが勝負になる」とオリジナルキャラ推奨
**OSSとマネタイズの葛藤**
- 2024年から続く「OSSは金にならん」問題が2025年も継続
- 11月のAITuberKit開発停止で一つの区切り、「OSS管理はもう疲れた」
## 年間を通じた傾向・パターン
**新技術への即座の対応サイクル**
- 1月o3-mini→4月o3/o4→5月Claude 4→8月nano-banana→10月Sora 2→11月NanoBanana Proと、新技術リリースへの即座の検証・実装が継続
- 「驚き屋に左右されない」冷静な評価眼は健在(4月OpenAI Codex「Devin使ってないだけでは?」、10月GPT-5.1「noneだと物足りなくlowくらいが適切」)
- 技術検証→コツ発見→ツール公開→コミュニティ共有という一貫したパターン
**Claude推しの継続と深化**
- 2024年3月から続くClaude推しが2025年も基本姿勢として継続
- 2月に「Claude解約でいい」と揺らぐも、5月のClaude 4で完全にClaude Code中心へ移行
- 9-10月に性能低下懸念でCodex回帰傾向、11月以降は再び安定評価
**アウトプット習慣の成果**
- 1月の万バズ(8万いいね)、5月のClaude Code記事大反響(200スキ)、フォロワー5月だけで800人増、6月にXフォロワー6000人達成
- 2024年1月のNotion導入以来続くアウトプット習慣が数字として結実
**持続可能性への継続的な懸念**
- 年間を通じて「金にならない」「体調が悪い」「疲れた」という吐露が繰り返し登場
- 7月が最も深刻な時期(「激鬱」「何もかもを投げ出して楽になりたい」)
- 11月のAITuberKit開発停止、12月の動画生成AITuber撤退と、現実的な判断を下す場面が増加
**コミュニティ主導型エコシステムの確立**
- 8月のDiscordサーバー立ち上げから急速にコミュニティ形成
- 11月のAITuberKit開発停止後もファンメイドコンテンツが自律的に生まれ続ける構造が確立
- Sora2カメオ100件達成、#AIニケちゃんタグでの継続的な創作活動
## 前年との比較分析
**継続しているテーマ・関心事**
- Claude推し:2024年3月から一貫、2025年はClaude Code中心の開発環境として結実
- AIキャラの存在意義への探求:2024年2月Cotomoショックから継続、2025年は#keep4o運動で新視点獲得
- 新技術への即座の対応:2024年のClaude 3→GPT-4o→o1の流れが、2025年もo3-mini→Claude 4→Sora 2と継続
- 「驚き屋に左右されない」評価眼:2024年から一貫した姿勢
**新しく始めたこと**
- Claude Code中心の開発スタイル(Cursor→完全移行)
- MCPサーバー自作・公開(6月以降集中的に取り組み)
- AIニケちゃんIPとしてのコミュニティ形成(Discord、LoRA、LINEスタンプ、マンガ連載)
- 動画生成AITuberへの挑戦(11月〜12月)
- AI画像生成への本格参入(nano-banana、Sora 2、NanoBanana Pro)
**終了または減少したこと**
- AITuberKit開発(11月に正式停止、約1年7ヶ月の活動に区切り)
- Devinの活用(6月以降Claude Code上位互換により減少)
- Cursor利用(6月にVSCode+Claude Codeへ完全移行)
- note記事執筆(9月以降2ヶ月以上未更新)
**成長・変化の軌跡**
- 2024年:個人開発→コミュニティ主導OSSへの成長期
- 2025年:OSSからIPへ、開発者からクリエイターへの転換期
- 「コーディングではなく創造が好きだった」(6月)という自己発見が2025年の方向性を決定づけた
- 2024年の「コメント駆動型AITuberの限界」認識が、2025年は「AITuber何もわからん」(7月)→「今の状況で私がAITuberを作ることは無い」という明確な決意へ発展
## 数字で見る1年
**活発だった月**
- 5月:Claude Code記事大反響、フォロワー800人増、Claude 4リリース・Maxプラン課金
- 8月:AIニケちゃんIP急成長、Discord 2日で100人超え、nano-banana熱狂
- 11月:AITuberKit開発停止発表、動画生成AITuber本格始動、LINEスタンプ販売開始、マンガ連載開始
**静かだった月**
- 7月後半:「躁鬱の激鬱」状態、業務負荷と持続可能性への深刻な懸念
- 9月:「インプ激落ち、開発時間激落ち、常にうっすら体調が悪い」、note2ヶ月以上未更新
**主要な数字**
- Twitterフォロワー:5月だけで約800人増、6月に6000人達成
- noteフォロワー:3月に1000人達成
- GitHubスター:9月に総スター数1,000超え(8割がAITuberKit)
- AITuberKit有償ライセンス:10月に1周年で総売上約150万円
- Claude費用:5月$100/月(Max)→7月$200/月(x20プラン)
- Devin費用:4月約$100/月(44ACU)
- AITuberList:2月100名→5月200名到達
- Discordサーバー:8月立ち上げ2日で100人超え
- Sora2カメオ:11月に100件達成
**よく言及されたキーワード**
- Claude/Claude Code:年間を通じて最も頻出、5月以降は開発の中心に
- AIニケちゃん:8月以降急増、IP活動の中心
- MCP:3月のフルベット宣言以降継続的に言及
- Sora 2:10-11月に集中
- nano-banana/NanoBanana Pro:8月と11月に集中
- Devin:4-5月に集中、6月以降減少
**特徴的な表現パターン**
- 「〜すぎる」「やばい」:新技術への素直な驚き
- 「金にならない」「疲れた」:持続可能性への懸念
- 「驚き屋」:過剰反応者への批判的視点(2024年から継続)
- 「ガチャを回す」:AI生成の本質を表現する定型句(9月誕生)
## 総括
**2025年を一言で表すと:「OSSからIPへ、開発者からクリエイターへの転換の1年」**
2025年は、2024年4月から約1年7ヶ月続いたAITuberKitのOSS開発に区切りをつけ、AIニケちゃんというキャラクターIPの育成とクリエイターとしての活動へ軸足を移した転換の年だった。
年初は「AIエージェント元年」を宣言しClaude Code導入・MCP環境構築と開発者としての活動を深化させたが、6月の「コーディングではなく創造が好きだった」という自己発見が方向性を決定づけた。7月のAniちゃんショックで「個人が作るAIキャラクターアプリでどうやって勝つのか全くわからん」という危機感を抱きつつも、8月以降はAIニケちゃんIPの急成長(Discord 100人超え、LoRA作成、ファンメイドフィギュア)という形で新たな道を切り開いた。
技術面では、Claude Code中心の開発スタイルが確立し、5月のMaxプラン($100/月)から7月の$200プランへとコミットを深めた。Sora 2、nano-banana、NanoBanana Proなど生成AI技術への即座の適応と実践的なノウハウ共有は、2024年から続く「驚き屋に左右されない」検証者としての姿勢を示した。11月から挑戦した動画生成AITuberは技術的には配信可能な段階まで到達したが、「コスパ悪い」という現実的判断で12月に撤退。この判断は、7月から続く「なぜ金にならないものを作り続けているのか」という葛藤への一つの回答でもあった。
年間を通じて「金にならない」「体調が悪い」という吐露が繰り返され、持続可能性への懸念は解消されなかった。しかし、AITuberKit総売上約150万円、GitHub総スター1,000超え、Twitterフォロワー6000人達成という具体的な数字も残した。11月のAITuberKit開発停止は終わりではなく、「理想を現実に変える力」を求める本来の欲求に沿った、新たなフェーズへの移行だった。コミュニティは開発者本人が直接関与せずとも自律的に機能する段階に成熟し、#AIニケちゃんタグでの創作活動は年末まで活発に継続している。
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