🥞

LangGraphでエージェントシステムを簡単に構築

2024/08/13に公開

LangGraphでエージェントシステムを簡単に構築

この記事では、エージェントシステムを簡単に構築するためのツール「LangGraph」を紹介します。LangGraphは、複雑なタスクを効率よく処理するための仕組みを簡潔に実装できるツールです。

エージェントとは

エージェントは、AI(LLM)を活用して、ツールを使いこなしながら複雑なタスクを自動で処理するシステムです。例えば、検索やデータ分析など、複数のツールを組み合わせて高度な目標を達成します。

LLMとエージェントの違い

  • LLM: 単一のタスクに対して、入力された内容を処理し、結果を返します。
  • エージェント: 複数のツールを組み合わせて、入力された目標を達成するために最適な手順を自律的に選択します。

LangGraphの仕組み

LangGraphは、エージェントを構築するためのシンプルなツールで、複雑な処理を宣言的に記述できます。以下のステップで動作します:

  1. 状態の管理: グローバルな状態(state)に履歴を保持します。
  2. タスクの判断: 状態に基づき、次に実行するタスクを決定します。
  3. ツールの実行: 必要なツールを選択し、実行します。
  4. 状態の更新: 実行結果に基づき、状態を更新します。

その他ツールとの連携

  • LangSmithとの連携: 実行されたノード、ツール、パラメータ、結果、処理時間などがわかりやすく表示されます。
  • LangGraph Studio (beta): LangGraph専用のIDEで、宣言的にワークフローを構築できます。
    LangGraph Studio GitHubリポジトリ
  • LangGraph Cloud (beta): クラウド上でLangGraphアプリケーションをホストし、スケーリングが可能です。Studioを使ってアプリケーションをインタラクティブに構築、テスト、共有することができます。また、プロダクション環境へのデプロイも可能です。

これからLangGraphを活用して、エージェントシステムの構築していきましょう!

Discussion