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STM32F446REをUARTでLチカさせた話
背景
STM32F446REのボードを,デバッカ部分をもぎ取られた状態で入手したので,UARTで書き込んで人生で初めてSTM32を触りました.
環境
- Windows 11(x86,64ビット)
- STM32cubeIDE v1.16.0
- STM32 Flash loader demonstrator (UM0462) (replaced by STM32CubeProgrammer)
- この記事では以降Flasher-STM32と呼びます
使用したもの
- PC
- STM32F446RE
- AE-FT234x USBシリアル変換器(秋月のリンクはこれ)
手順概要
- STM32cubeIDE,Flasher-STM32のインストールと各種設定
- USBシリアル変換器とSTMをジャンパーとかで接続
- 書き込み
- チカチカ
[1]を参考にしました.
STM32cubeIDEのインストール
だれでもできる.にひは[2]を参考にしました.プログラムにSTMはじめてでさっぱりだったので,丸々パクりました.
Flasher-STM32のインストール
だれでもできる.ここからダウンロードしました.
STM32cubeIDEの設定変更
defaultではbuildしてもbinファイルで出力されない設定になっています.binファイルを出力するように設定を変更していきます.
Project>Properties>C/C++Build>Settingsの
"Tool Settings"の
"MCU/MPU Post build outputs"
で"Convert to binary file (-O binary)"にチェックマークを付け,"Apply and Close"を押して設定ウィンドウを閉じます.
再びbuildをすると,Debugのディレクトリ内にbinファイルが生成されます.
binファイルを作成する
IDEでbuildしてbinファイルを作成します.buildまでの手順は基本的に[2]のとおりなので省略させていただきます.
USBシリアル変換器とSTM32F446REを接続
STM32F446REを以下のように接続します.書き込むときは写真のようにbootモードにするための接続が必要になるのでお忘れなく!!
STMボードのpin | USBシリアル変換器のpin |
---|---|
5V | 5V |
GND | GND |
D2 | TX |
D8 | RX |
作成したbinファイルを書き込む
- USBをつなぎます.
- Flash Loader Demonstratorを開きます.
- シリアルポートを選択して"Next"を押します.
- この画面になったらOKです,"Next"を押します.
- こんな感じでちゃんとつなげられてますね!! "Next"を押します.
- "Download to device"にチェックを入れ,先ほどbuildしたbinファイルを選択し,"Next"を押します.
- これで書き込み完了です.
Lチカを動かす
書き込んだら,USBを外し,bootモードにするためにつないでいたジャンパー線を外します.再びUSBつないだり,STM32に電源を与えてあげると,プログラムが動きます.
参考
[1]STM32 シリアルブートローダーを使ってみる moon's STM32づくし(2024/09/18閲覧)
[2]STM32CubeIDEを使ってみよう How To STM32CubeIDE 日本語版 Lチカ編 @usashirou(2024/09/18閲覧)
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