Tang nano 9kを使うための環境構築(GOWIN FPGA Designer)
この記事について
Tang nano 9Kなどを使いたいが,まだ環境構築してない人向けです.この記事ではPC側の環境構築をしていきます.
Tang nano 9Kとは
Tang nano 9Kは,Gowin GW1NR-9 FPGAチップをベースにした開発ボードです.HDMIコネクタ,RGBスクリーンインターフェイスコネクタ,SPIスクリーンコネクタ,32Mbit SPIフラッシュ,6個のLEDを装備しているため,FPGA検証,risc-vソフトコア検証,基本機能検証に簡単かつ迅速に使用できます.8640のLUT4ロジックユニットは,さまざまな複雑なロジック回路の設計に使用できるだけでなく,完全なPicoRVソフトコアの実行にも使用できます.また,FPGAの学習,ソフトコアの検証,さらなる設計など,ユーザーのさまざまなニーズにも対応可能です.
使用するもの
- PC(1.6GB以上空きがあるもの)
- Tang nano 9K
統合開発環境GOWIN EDAの環境構築
GOWINのサイトからダウンロードするとともに,ライセンスの取得が必要となります.ライセンスはフリーではあるのですが,サイトのフォームから入力が必要です.だいたい1日かからないくらいでライセンスのファイルを送ってくれます.
手順
- アプリダウンロード
- ライセンス取得
アプリのダウンロード
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GOWINのサイトからGOWIN EDAをダウンロード.
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Zipを解凍し,.exeファイルをダブルクリックして実行すると以下のようなsetup画面がでる.
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規約に同意し,I agreeを押す
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気にせずNextを押す
- アプリを入れたい場所(パス)を指定する.特に問題なければ何もしなくていいと思う.そしてInstallボタンを押す.
ライセンスの取得
ライセンスを取得しないと,そもそもアプリが起動できない仕様となってます.
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GOWINのサイトから「ライセンスの申請をする」をおす
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アカウントを持っていないひとは登録をする
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ライセンスの申請に必要なことをそれぞれ入力して提出ボタンを押す.
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メールが届くを待つ.だいたい1日以内でこんなかんじのメールできます.
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メールの二つの添付フォルダがライセンスなのでダウンロードする
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ダウンロードしたファイルをGowinアプリの直下に置く.
まとめ
ここまでPC側の環境構築がおわったので,いよいよTang nano 9Kを使っていこうと思います.
参考文献
[1]秋月電子通商 Tang Nano 9K 閲覧日(2024/04/17) ※URLは貼り付け禁止されてるので省略
[2]GOWIN EDA ホーム 閲覧日(2024/04/17)
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